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2025/03/06
不動産ホームページのページ追加にかかる費用は?集客の向上方法も併せて解説します!
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目次
不動産サイトにページを追加する場合、追加するページ内容にもよりますが大抵下記の通りです。
物件一覧ページ | 300〜500万円 |
物件詳細ページ | 300〜500万円 |
ブログコンテンツ | 20〜30万円 |
お問い合わせページ | 0〜20万円 |
LP | 30〜80万円 |
それぞれのページでのコストの抑え方や必要な機能性などについても解説します。
また、ページの追加費用を抑えるためのポイントはもちろんのこと、ページ追加による集客効果を最大限活用するコツについても解説します。
ぜひご覧ください。
不動産ホームページにページを追加する場合の費用相場

不動産ホームページに新しいページを追加する場合、内容や機能によって費用は大きく異なります。
特に、物件一覧ページや詳細ページのようなシステム開発を伴うページは高額になる傾向があります。
それぞれ解説します。
物件一覧ページの場合
物件一覧ページを作成する場合、システムを導入して自動的に物件情報を表示させることが一般的です。
項目 | 金額 |
システム開発相場 | 300〜500万円 |
当社の場合 | 150万円〜 |
物件一覧ページは、訪問ユーザーが最も閲覧するページの一つであり、ユーザーの利便性を高めることが必要。
不動産管理システムとの連携や、検索機能の充実によって、使いやすいサイトを構築することが求められます。
物件詳細ページの場合
物件詳細ページも、一覧ページと同様にシステムによって自動的に情報を表示する仕組みが一般的です。
この開発には一覧ページと同程度のコストがかかります。
システム開発相場 | 300〜500万円 |
当社の場合 | 150万円〜 |
物件詳細ページには、
- 高品質な物件写真
- バーチャルツアー
- 動画
を活用し、物件の魅力を最大限に伝えることが大切です。
また、SEO対策として構造化データを活用し、検索エンジンの評価を高める施策も検討するべきでしょう。
具体的な施策については後述する「ローカルSEOの対策方法とは」をご確認ください。
ブログコンテンツの場合
ブログコンテンツを追加する場合、WordPressやmicroCMSなどのCMS(コンテンツ管理システム)を利用するのが一般的です。
費用相場 | 20〜30万円 |
ブログコンテンツはSEO対策との相性が良く、多くのキーワードで流入を見込めるでしょう。
実際にひつじ不動産では、シェアハウスに関連する記事を公開したことで、シェアハウスに興味を持つユーザーを獲得し、売上が向上したそうです。
参考:不動産オウンドメディアの成功事例まとめ|参考にすべきポイントも解説【2025年最新版】
お問い合わせページの場合
お問い合わせページの作成方法には、大きく分けて「独自に制作する方法」と「外部ツールを利用する方法」があります。
独自制作 | 20万円 |
外部ツール | 無料 |
外部ツールの例としては、以下のツールなどが当てはまります。
外部ツールを活用すれば、コストを抑えつつ高機能な問い合わせフォームを導入できます。
特にHubSpotは、問い合わせ情報をCRMに取り込み、顧客管理を効率化したい企業におすすめです。
LPの場合
LP(ランディングページ)の制作費用は、デザインや機能の複雑さによって異なります。
費用相場 | 30〜80万円 |
成果の出るLPを作成するためには、ターゲットユーザーを明確にし、訴求力のあるデザインやコンテンツを設計することが重要です。
「無料相談」や「限定キャンペーン」などのCTA(コール・トゥ・アクション)を強調することで、コンバージョン率を向上させることができます。
ページ追加の費用を抑えるためのポイント

不動産ホームページに新しいページを追加する際、費用を抑える方法を知っておくことが重要です。
- テンプレートの活用
- CMSへのリプレイス
- モジュール化
それぞれ解説します。
既存のテンプレートを使用する
ページ追加の費用を抑える最も簡単な方法は、既存のテンプレートを活用することです。
不動産業界向けのホームページテンプレートは多く存在し、デザインや機能が事前に組み込まれているため、一から制作するよりも低コストで済みます。
物件に関するページなど業界特有の物でなければ、より多くのテンプレートが存在し活用できるでしょう。
ただしカスタマイズ性には限界があるため、企業のブランディングなどを優先する場合は控えた方が良いでしょう。
CMSにリプレイスして長期的なコストを抑える
CMS(コンテンツ管理システム)を導入することで、ページの追加や更新作業を効率化し、長期的なコストを削減できます。
WordPressはもちろんのこと、microCMSなどが人気の選択肢となっています。
主なメリットとしては下記の通りです。
- 開発コストの削減:一度導入すれば追加ページを簡単に作成可能
- 運用の負担軽減:非エンジニアでも問題なし
- SEO対策がしやすい:最適化機能が充実
特に、WordPressは豊富なプラグインが用意されており、不動産サイト向けの機能も簡単に追加できます。
一方、microCMSのようなクラウド型CMSは、サーバー管理不要でセキュリティ面でも優れているため、運用負担を軽減できます。

モジュール化して再利用可能なデザインを作成する
ページ追加のコストを抑えるもう一つの方法は、デザインをモジュール化し、再利用可能な構造にすることです。
モジュール化とは、Webページの各要素(ヘッダー、フッター、ボタン、フォームなど)を独立したパーツとして設計し、必要に応じて組み合わせて使えるようにする手法です。
例えば、「物件詳細ページ」と「特集ページ」で共通のレイアウトを使用することで、新規ページ制作時の手間を削減できます。
ボタンやフォームも統一されたデザインを使用することで、ユーザーにとって使いやすいサイトを維持しながら、開発コストを抑えることが可能です。
不動産サイトのページ追加が集客につながる理由

不動産サイトに新しいページを追加することは、単なる情報更新ではなく、集客力を高める重要な施策です。
以下では、ページ追加が集客に与える具体的な影響について解説します。
対策できる検索キーワードが増えるから
不動産サイトのページを増やすことで、より多くの検索キーワードに対応できるようになります。
例えば、「東京 賃貸」などの物件探しに直結するキーワードはもちろん、ブログ記事を追加すれば「賃貸 後悔」「マンション 購入 失敗」など、見込み顧客の悩みに応じたキーワードも狙うことが可能です。
上記のようなキーワードを狙って「失敗しない賃貸の選び方を完全解説!」や「中古マンションを購入する前に知っておくべき5つのポイント」という記事を作れば、潜在層も集客できるでしょう。
サイトの回遊率が高まるから
ページ数が多いサイトは、訪問者がサイト内を移動しやすくなり、回遊率が向上します。
回遊率が高いサイトは、ユーザーにとって有益な情報が多いと判断されるため、検索エンジンからの評価も高まり、上位表示の可能性が高くなります。
具体的には、以下のような回遊方法が有効です。
- 物件一覧ページから詳細ページへスムーズに遷移できる設計
- 「関連記事」や「おすすめ物件」を表示し、ユーザーの興味を引く
- 地域ごとの不動産情報ページを作成し、関連コンテンツへ誘導
被リンク獲得のチャンスが増えるから
検索エンジンでサイトを上位表示させるには、「被リンク(他サイトからのリンク)」の獲得が重要な要素となります。
ページを増やすことで、紹介される可能性のあるコンテンツも増えるため、被リンク獲得のチャンスが広がります。
サイトの専門性が高まるから
Googleは検索順位を決定する要素として、「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」を重視しています。
特に、不動産はYMYL(Your Money or Your Life)と呼ばれる、ユーザーの人生や経済に影響を与える領域に該当するため、信頼性の高い情報提供が求められます。
つまりは「人に大きな影響を与える内容は誰が言ったかが大切」という考え方です。
当然、専門家の発言が重要視されるように専門性の高いサイトは評価されます。
専門性を高めるには、その分野について多くの情報発信が必要で、そのためにページ追加が求められるというわけです。
ローカルSEOの対策方法とは

ローカルSEOは、特定の地域で不動産業を展開する企業にとって、集客を強化するための重要な施策です。
検索エンジンで「地域名 不動産」などのキーワードで上位表示を狙い、地元の顧客を効率的に獲得することができます。
そのための具体的な方法を解説します。
地域に特化したコンテンツ作成
ローカルSEOの基本は、ターゲットとする地域の情報を充実させることです。
地域に密着したコンテンツを増やすことで、検索エンジンとユーザーの両方に「その地域に詳しい不動産会社」として認識されやすくなります。
ブログコンテンツでは「〇〇駅の住みやすさ徹底解説!」などの地域情報をまとめたコンテンツが例に挙げられます。
物件ページでは、タイトルに駅名やエリア名を入れるなどの対策が有効的です。
地域キーワードをmetaタグに含める
ローカルSEOでは、ターゲットとする地域名をmetaタグ(title,description,hタグ)に適切に含めることが大切です。
検索エンジンがページ内容を理解しやすくなり、地域関連の検索クエリで上位表示される可能性が高まります。
ただし、過度なキーワードの詰め込みは逆効果となるため、自然な形で含めることがポイントです。
関連する地域サイトから被リンクを獲得する
ローカルSEOで検索順位を上げるためには、地域関連のサイトから被リンクを獲得することが有効的です。
ローカルなニュースを取り扱うサイトなどでホームページそのものや、物件ページ、ブログコンテンツを紹介してもらうことで地域性の高いページと判断されます。
また、上述した通り被リンク自体もSEO対策において効果が高いため一石二鳥となるでしょう。
被リンクを獲得しやすいサイト例
- 地方自治体のホームページ
- 地域のニュースサイト
- 地元のポータルサイト
地方自治体のホームページでは、広告枠を設けている場合もあり固定費を払えば被リンクを受け取ることもできます。
構造化データの活用
構造化データとは、検索エンジンがページの情報を正しく理解できるように、特定のフォーマットでマークアップする技術です。
Googleなどの検索エンジンは、構造化データを解析することで、検索結果にリッチスニペット(画像・評価・価格情報など)を表示し、視認性を向上させます。
不動産サイトで構造化データを活用することで、物件情報や会社情報が検索結果に適切に表示され、クリック率の向上につながります。
Googleの構造化データテストツールを活用し、設定が正しく機能しているか確認しましょう。
Googleビジネスプロフィールの最適化
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、ローカルSEOにおいて最も重要なツールの一つです。
最適化することで、Google検索やGoogleマップでの露出を増やし、問い合わせや来店につなげることができます。
Googleビジネスプロフィールの充実度は、検索結果の順位にも影響するため、継続的な管理が重要です。
NAPの一貫性を保つ
NAP(Name・Address・Phone Number)は、企業の基本情報であり、Web上の表記を統一することがローカルSEOにおいて重要です。
NAPの一貫性がないと、検索エンジンが正しく認識できず、ランキングが下がる可能性があります。
NAPを統一するポイント
- 公式サイト、Googleビジネスプロフィール、SNS、ポータルサイトで同じ表記を使用
- 住所の表記ゆれ(○○丁目 vs. ○○-)を避ける
- 電話番号はハイフンの有無を統一
特に、多店舗展開している場合は、各店舗の情報が混在しないよう管理することが大切です。
プラットフォームに頼らない不動産サイトの集客方法を解説!

不動産業界では、ポータルサイトへの依存度が高い企業も多いですが、長期的な視点で見ると、自社サイトでの集客を強化することがとても大切です。
ポータルサイトに頼らないことで、広告費の削減はもちろん、安定した顧客獲得が可能になるでしょう。
具体的には、
- SEO対策
- コンテンツマーケティング
- SNS運用
- メールマーケティング
- リスティング広告
などがあげられます。
それぞれの実践的な内容を資料にまとめたので、ぜひご活用ください。
不動産サイトの制作・集客実績が豊富な株式会社デイワン独自のノウハウが多々詰まっています!
まとめ|不動産サイトのページ追加の費用と集客効果

不動産ホームページのページ追加は、単なる情報の増加ではなく、集客の強化とユーザーの利便性向上につながる重要な施策です。
以下に改めて、費用相場をまとめます。
物件一覧ページ | 300〜500万円 |
物件詳細ページ | 300〜500万円 |
ブログコンテンツ | 20〜30万円 |
お問い合わせページ | 0〜20万円 |
LP | 30〜80万円 |
また、追加ページが与える集客効果としては下記の通りです。
- 対策キーワードの増加
- サイト回遊率の向上
- 被リンク獲得のチャンス創出
- 専門性の向上
費用を抑えながら適切なページを追加し、集客・売上の向上につなげましょう。
この記事を書いた人

株式会社デイワン 代表取締役 月森 隼人
不動産コンサルタント、注文住宅やマンションなどの企画営業を経験し、大手広告代理店のデジタル部署にて、Web領域でのブランディングややディレクションなど上流から幅広く担当。
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