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2026/01/15

社内Wikiを無料で作る方法4ステップで解説|おすすめツールと失敗理由も紹介

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社内Wikiを無料で作る方法4ステップで解説|おすすめツールと失敗理由も紹介

  • 「ベテラン社員が辞めるたびに、その人しか知らない業務が停滞してしまう」
  • 「新人が入るたびに、何度も同じことを教えるのが正直しんどい」
  • 「社内の情報を一括管理したいけれど、ITに詳しくないから何から始めればいいか分からない」

組織を束ねる人間として、こうした悩みを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。

社内Wiki(社内版のWikipedia)を導入すれば、個人の頭の中にあったノウハウが会社の資産に変わります。

わざわざ高額なシステムを組まなくても、まずは無料ツールを活用して最短ルートで構築することが可能です。

この記事では、IT知識に自信がない方でも迷わず進められるよう、社内Wikiの作り方を4つのステップに凝縮して解説します。

あわせて、失敗しないための注意点や、2026年現在のトレンドであるAI活用についても触れていきます。

【簡単4ステップ】社内Wikiの作り方

【簡単4ステップ】社内Wikiの作り方

社内Wikiの構築には、難しい専門知識は不要です。

ここでは要件定義などの細かい理屈を省き、「運用開始」に向けた最短の手順だけをピックアップして説明します。

  • 使用ツールを選定
  • 主要テンプレートをいくつか作成
  • 運用ルールを作成
  • 社内メンバーに通知し運用開始

使用ツールを選定

当たり前ですが、まずは「どの道具を使うか」を決めなければなりません。

ツールが決まらなければ、情報の整理方法も決まらないからです。

初めて社内Wikiを導入するのであれば、無料ツールで簡単に始めることをおすすめします。

いきなり有料の多機能ツールを契約しても、使いこなせずに費用だけがかさんでしまうケースが多いでしょう。

後述する「最もおすすめできる社内Wikiツール」を参考に、まずは自社に合った道具を選んでみてください。

主要テンプレートをいくつか作成

ツールが決まったら、次に「文章の型(テンプレート)」をいくつか用意しましょう。

もしテンプレートがないと、社員は何をどう書けばいいのか分からず、更新が滞ってしまいます。

社内Wikiの目的に応じて、以下の3つ程度をまず用意しておくとスムーズでしょう。

  • 業務マニュアル用:作業手順をステップ順に書く型
  • FAQ用:よくある質問と回答をセットにする型
  • オンボーディング資料用:新人が初日に読むべき情報をまとめる型

運用ルールを作成

道具と型が揃ったら、最低限のルールを決めます。

社内Wikiは全員が自由に更新できるのが利点ですが、ルールがないと情報がぐちゃぐちゃになってしまいます。

以下の4つのようなシンプルなルールを決めておきましょう。

ルールの項目

具体的な内容例

閲覧権限

機密情報のフォルダは、特定の役職者以外は見られないようにする

承認フロー

重要なドキュメントを公開する際は、管理者の確認を通す

鮮度の管理

情報が古くならないよう、半年に一度は内容を見直す担当を決める

記述ルール

文体は「です・ます」で統一し、必ずテンプレートを使用する

社内メンバーに通知し運用開始

準備が整えば、いよいよ運用開始です。

社内Wikiは「作って終わり」ではなく、開始後の文化醸成が最も大切になります。

「何かあればWikiを見る」「新しい発見があればWikiに書く」という習慣を、経営者自らが率先して作っていきましょう。

最もおすすめできる社内Wikiツールまたは管理方法

最もおすすめできる社内Wikiツールまたは管理方法

「結局、どのツールが一番いいの?」という疑問にお答えするため、特におすすめの3つのスタイルをご紹介します。

クラウドストレージ+ドキュメントファイルで管理

最も簡単でコストがかからないのは、BoxやGoogleドライブ、SharePointなどのクラウドストレージに、WordやGoogleドキュメントを保存するスタイルです。

「それはWikiなの?」と思うかもしれませんが、以下の条件を満たせれば十分に目的は果たせます。

  • 誰でも自分のPCやスマホからログインできる
  • 必要なドキュメントがすぐに閲覧できる

ただし、この方法は「検索機能」において、専用ツールに劣る面があります。

AI搭載ツールとは異なり、フォルダ構成をきっちり管理しないと、欲しい情報になかなか辿り着けないかもしれません。

Notion

Notion

無料から使えて、非常に使い勝手がいいのがNotion(ノーション)です。

メモ、タスク管理、データベース、Wikiを一つに統合した「オールインワンのワークスペース」として人気を集めています。

メリット

デザインが綺麗で、テンプレートが豊富

機能

無料版でも、限定的ですがAIを利用可能

注意点

できることが多すぎるため、ITに詳しくない方にとっては「どこから触ればいいか」と迷ってしまう可能性があります

相棒AI

相談AI

「相棒AI」は、企業のナレッジを整理し、質問するだけでAIが適切な回答を返してくれる次世代のツールです。

社内の情報をAIに学習させることで、利用者がチャット感覚で質問すれば、過去の事例やマニュアルから答えを導き出してくれます。

単なるWikiとしてだけでなく、過去のデータに基づいた「意思決定のサポート」としても活用できるのが強みです。

Webブラウザだけでなく、LINEやSlackなどのチャットツールからも使えるため、PCをあまり開かない現場の社員でもスマートフォンから簡単に利用できるでしょう。

詳しくはこちらから

【無料・有料】人気な社内Wikiツール5選

【無料・有料】人気な社内Wikiツール5選

無料ツール

  • Confluence
  • Knowledge

Confluence

Confluenceは、世界中で利用されている最高峰の高機能社内Wikiツールです。

最大の特徴は、情報の柔軟なカスタマイズ性と、大規模な組織にも対応できる強固な管理機能です。

単なる文書保存だけでなく、プロジェクト管理ツール「Jira」など他システムとの連携が非常に強力で、社内のあらゆる業務情報を一箇所に集約できます。

2026年現在はAI機能も標準搭載されており、膨大なページから必要な情報を一瞬で要約して提示してくれます。

将来的に組織を大きくしていきたい、または多機能なツールで業務を効率化したい意欲的な組織に最適です。

項目

内容

主な機能

高度なページ作成と階層管理

外部ツール(Jira等)との強力な連携

豊富なテンプレート機能

AIによるコンテンツ生成・検索

料金

Free(10名まで):0円

Standard:約900円〜/1名

Premium:約1,600円〜/1名

おすすめな人

将来的に組織を拡大する予定がある経営者

他ツールとの連携で業務を自動化したい人

世界標準の信頼性を求める組織

無料期間の有無

あり(10名まで期間無制限の無料プランあり)

Knowledge

Knowledgeは、サーバーにインストールして利用するオープンソースの完全無料ツールです。

最大の特徴は、初期費用や月額費用を一切かけずに、自社専用のナレッジ共有サイトを構築できる点にあります。

シンプルな画面構成で、記事の投稿やタグによる整理、全文検索など、社内Wikiとして必要な基本機能はすべて備えています。

クラウドサービス(外部の会社にデータを預ける形)に抵抗がある、あるいは自社のサーバー内で安全かつコストをかけずに情報を管理したいという場合に非常に有力な選択肢となります。

有料ツール

  • NotePM
  • さっとFAQ
  • Quiita TEAM

NotePM

NotePMは「ITに詳しくない人でも使えること」を徹底的に追求した、日本発の社内Wikiツールです。

最大の特徴は、Windowsのフォルダ管理と同じ感覚で情報を整理できる階層構造です。

ITリテラシーに関わらず、マニュアルや手順書をWord感覚で作成できます。

また、強力な検索機能によりPDFやExcelの中身まで全文検索が可能なため、「あの資料どこだっけ?」というストレスをゼロにします。

さらに「誰が記事を読んだか」がわかる閲覧履歴機能や、AIによる文章の要約・校正機能も搭載。

日本の中小企業に特化した細やかな配慮が、高い定着率を支えています。

項目

内容

主な機能

フォルダによる階層管理

ファイル内全文検索(PDF/Excel等)

閲覧履歴の確認

AIによる要約/翻訳/校正

料金

プラン8(8名まで):4,800円

プラン15(15名まで):9,000円

※1名あたり約600円〜

おすすめな人

ITが苦手な社員が多い組織

フォルダ分けで情報を整理したい経営者

「誰が読んだか」を管理したい人

無料期間の有無

あり(30日間・全機能利用可能)

さっとFAQ

さっとFAQは、その名の通り「よくある質問(FAQ)」の作成・共有に特化した国産ツールです。

最大の特徴は、マニュアルを作る手間を省き、一問一答形式でサクサクとナレッジを蓄積できる点です。

複雑な操作は一切不要で、検索窓にキーワードを入れるだけで答えに辿り着けるため、社内での問い合わせ対応に追われている組織に効果的です。

2026年現在はAIが質問の意図を汲み取る機能が強化されており、多少の打ち間違いがあっても正しい回答を提示してくれます。

まずは社内の「よく聞かれること」を整理したいというスモールスタートに最適です。

項目

内容

主な機能

Q&A形式のナレッジ作成

AIによる高精度なキーワード検索

カテゴリ別の情報整理

閲覧数などの分析機能

料金

要問い合わせ

(目安:月額10,000円〜の小規模向けプランあり)

おすすめな人

社内の問い合わせを減らしたい経営者

FAQ形式で手軽に情報をまとめたい人

難しいマニュアル作成は挫折しそうな組織

無料期間の有無

あり(2週間程度のトライアルが可能)

Quiita TEAM

Qiita Teamは、ブログを書くような感覚で手軽に情報を共有できる、非常にシンプルなツールです。

最大の特徴は「情報の共有に対する心理的ハードルを徹底的に下げている」ことです。

日報、会議の議事録、ふとした気づきなどを、フィード(掲示板)に流す感覚で投稿できます。

投稿に対して「いいね」やコメントでリアクションできるため、社内のコミュニケーションが活性化し、情報共有を「楽しい文化」に変えることができます。

難しいルールを作らず、まずは社員同士がノウハウを教え合う空気感を作りたい組織に最もおすすめです。

項目

内容

主な機能

フィード形式の記事投稿

テンプレートによる簡単作成

コメント、いいね!による交流

Slackなどのチャットツール連携

料金

Micro(3名まで):1,520円

Small(7名まで):4,900円

Medium(10名まで):7,050円

おすすめな人

社内の風通しを良くしたい経営者

日報や議事録を楽に共有したい人

難しい操作マニュアルを見たくない現場

無料期間の有無

あり(30日間)

社内Wiki導入で失敗理由と対策4選

社内Wiki導入で失敗理由と対策4選

社内Wikiを導入しても、うまく機能せずに形骸化してしまうケースは少なくありません。

よくある失敗理由とその対策をまとめました。

運用が浸透せず情報がたまらない

最も多い失敗は、誰も更新せず、情報が蓄積されないことです。

忙しいスタッフにとって、ドキュメント作成は「面倒な追加業務」に感じられてしまいます。

更新担当者を明確に決める、または「Wikiを更新することも業務の一部」として評価に組み込むなどの工夫が必要です。

誰かに質問されたら「Wikiに書いておいたから見て」と答えるなど、自己解決する文化を醸成しましょう。

フォーマットが適切ではない

「どう書いていいかわからない」という状態も、更新が止まる原因です。

複数のフォーマットを用意し、箇条書きだけでOKにするなど、投稿の心理的ハードルを下げることが重要です。

気兼ねなく投稿できない

「完璧な文章を書かなければならない」という思い込みがあると、誰も投稿しなくなります。

不完全なメモ書きでも歓迎する雰囲気を作りましょう。

「情報は後からみんなで育てるもの」という意識を共有することが大切です。

更新に対するルールが不十分

情報が古いままだと、Wikiの信頼性が失われ、誰も見なくなります。

定期的に情報の鮮度をチェックするルールを作り、常に「最新の情報はWikiにある」という状態を維持してください。

これから社内Wikiを導入するならAIが利用できるものがおすすめ!

これから社内Wikiを導入するならAIが利用できるものがおすすめ!

2026年現在、社内Wikiを新しく導入するのであれば、AI機能が備わったものが圧倒的に有利です。

検索不要!質問するだけで回答が返ってくる

従来の社内Wikiの最大の弱点は、目的の情報に辿り着くために「正しいキーワード」を当てる必要があることでした。

  • 例えば、交通費の精算方法を知りたいとき、作成者が「旅費規定」という名前で保存していれば、「交通費」と検索してもヒットしないことがあります。

この「検索の壁」が原因で、結局は「誰かに聞いた方が早い」という文化に戻ってしまうのです。

しかし、AI搭載型のツールであれば、こうしたストレスは一切なくなります。

話し言葉で「出張の電車代はどうやって精算すればいい?」と入力するだけで、AIが社内の膨大な資料の中から該当する箇所を瞬時に見つけ出し、要約して回答してくれるからです。

これにより、探し物にかかっていた無駄な時間が削減されるだけでなく、「キーワードを推測して検索を繰り返す」という精神的な疲労からも社員を解放することができます。

ITに不慣れな社員の方でも、普段のメールやチャットと同じ感覚で使いこなせるのが大きな利点です。

考え方や判断基準まで学習して教えてくれる

AI社内Wikiの真骨頂は、単なる「マニュアルの保管」に留まらず、会社としての「判断の軸」を継承できる点にあります。

これまでのWikiは「Aの場合はBをする」という事実しか記録できませんでしたが、最新のAIは、過去の議事録や日報などのデータから「なぜその時、そのような判断を下したのか」という背景や傾向まで学習することが可能です。

例えば、ベテラン社員だけが持っていた

  • 「この顧客は納期よりも品質を優先する」
  • 「この種のトラブルの際は、まず上長ではなく現場責任者に通すべきだ」

といった、明文化しにくいノウハウ(暗黙知)をAIが抽出してくれます。

若手社員が判断に迷った際、「このような状況ではどう対応すべき?」と相談すれば、過去の成功事例に基づいた最適なアドバイスを提示してくれるのです。

AIが経営者や熟練者の「分身」として機能することで、組織全体の判断スピードと精度が飛躍的に向上し、誰が対応しても一定のクオリティを保てる強い組織へと進化させることができます。

対話形式で必要なマニュアルを探せる

マニュアルが膨大になればなるほど、どの資料が最新で、どれが今の自分の状況に当てはまるのかを判断するのは難しくなります。

フォルダを何層もクリックして探し回る作業は、多忙な現場の人間にとっては苦痛でしかありません。

AI搭載型の社内Wikiは、こうした「マニュアル迷子」を防ぐために、対話形式(チャット)で必要な情報へナビゲートしてくれます。

例えば、新人が「商品を発送したい」とだけAIに伝えたとします。

するとAIは「発送先は国内ですか?海外ですか?」「割れ物ですか?」と、必要な情報を聞き返してくれます。

その対話に答えていくだけで、最終的に今読むべき「国内向け・精密機器発送マニュアル」に辿り着けるのです。

この対話型ナビゲーションがあれば、新人が間違った古い手順書を見てミスをするリスクを最小限に抑えられます。

また、教える側も「あのマニュアルの3ページ目を見て」と細かく指示する必要がなくなるため、教育コストの大幅な削減に繋がります。

「マニュアルはあるのに活用されていない」という、多くの企業が抱えるジレンマを解決する画期的な仕組みと言えるでしょう。

社内Wikiには相棒AIがおすすめ!

これまで解説してきたように、社内Wikiの成功の鍵は「いかに簡単に、必要な情報を引き出せるか」にあります。

デイワンの「相棒AI」は、最新のAI技術を活用し、社内のあらゆるナレッジをあなたの右腕へと変えるツールです。

詳しくはこちらから

まとめ

「ベテランの退職でノウハウが消える」「同じ教育を何度も繰り返す」といった悩みは、社内Wikiを正しく導入することで解決できます。

社内Wikiは、一度作ってしまえば24時間365日、あなたの代わりに新人を教育し、ベテランの知恵を守り続けてくれる貴重な資産となります。

まずは今回ご紹介した無料ツールや相棒AIのデモなどを活用し、最初の一歩を踏み出してみてください。

今日あなたが残した一つのメモが、数年後の会社を支える大きな財産へと育っていくはずです。

この記事を書いた人

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株式会社デイワン 代表取締役 月森 隼人

不動産コンサルタント、注文住宅やマンションなどの企画営業を経験し、大手広告代理店のデジタル部署にて、Web領域でのブランディングややディレクションなど上流から幅広く担当。

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