私たちは、クライアントさまのDX人材の育成からBPOサービスや内製化までをハンズオンで支援します。

DAY ONE Logo

creative

ホームページ制作

2025/06/01

Webサイトの保守契約書テンプレートを無料公開!個人・制作会社以外の選択肢

#bpo

Webサイトの保守契約書テンプレートを無料公開!個人・制作会社以外の選択肢

目次

「Webサイトの保守を外注することになったけれど、契約書ってどう用意すればいいんだろう…」とお困りではありませんか?

これまで制作会社がすべて用意してくれていた契約書も、今回はこちらで用意しなければならない。

余計な工数や時間はかけたくない、というのが本音ではないでしょうか。

そんな方のためにWebサイトの保守契約書のテンプレートを用意しました。

この記事では、

  • Webサイトの保守契約書のテンプレート
  • 保守契約書で揉めやすい5つの条項
  • 制作会社 / フリーランス / BPO、委託先の選び方

を解説します。

また、BPOサービスでWebサイトの保守ができるの?という疑問を一番に思った方も多いはず。

現在のBPOサービスではWebサイトの保守を含め様々なWeb業務を代行可能です。

ぜひWeb業務の外注先に困った際の選択肢としてご検討ください。

→ 詳しくはこちらから

【雛形】Webサイトの保守契約書テンプレート

【雛形】Webサイトの保守契約書テンプレート

Webサイトの保守を外注する際に必須となる契約書の雛形を、用意しましたのでぜひダウンロードしてご活用ください。

→Webサイトの保守契約書テンプレートのダウンロードはこちらから

Webサイトの保守契約書で揉めやすい5条項

Webサイトの保守契約書で揉めやすい5条項

契約書を交わしていても運用保守の現場ではトラブルが起こりやすいポイントがあります。
特に明確な定義やルールを定めておかないと、保守範囲や責任の所在についての認識ズレが発生し、双方にストレスを生むリスクが...

  • 本件業務の内容|明確かつ作業工数まで決めておく
  • 再委託|2次受けOKか
  • 委託料|超過分も決めておく
  • 損害賠償の上限|更新ミスなど発生しかねない
  • 特約|終了時の引き継ぎと障害時のスピードは必要

本件業務の内容|明確かつ作業工数まで決めておく

保守契約でもっとも揉めやすいのが「どこまでが保守範囲か」という定義の不明確さです。

「軽微な修正」「通常のメンテナンス」といった曖昧な表現では、何が対象か、どこからが別途費用なのかの判断がぶれるため、トラブルの元になります。

明確な記載例:

  • 「月1回、各ページの文言修正5箇所まで」
  • 「Googleアナリティクス導入・レポート集計は対象外」
  • 「月間作業時間10時間まで。超過分は別途請求」

逆に、「月額固定で修正し放題」といった契約は仕様追加や大幅なレイアウト変更などが混ざりやすく、必ず揉める原因になります。

作業内容は「時間」や「作業単位」で具体的に明記しましょう。これが後々の検収や請求、トラブル対応の基準になります。

再委託|2次受けOKか

契約先が業務を別の事業者に再委託する可能性についても、事前に合意しておかないとトラブルの火種になります。
特にフリーランスや小規模事業者に依頼する場合は、リソース不足時に別の協力者を使うことがあるため注意が必要です。

状況

取り決め例

委託先が他社に業務を再委託したい

事前に発注者の書面同意があれば再委託可

再委託不可としたい

一切の再委託を禁止する旨を契約書に明記

単純作業のみ再委託可にしたい

作業区分を明記し、軽作業のみ再委託可とする

情報漏洩や品質低下などのリスクを防ぐには、再委託の範囲や条件を必ず契約で定義しましょう。

委託料|超過分も決めておく

月額固定料金の保守契約でも、作業量が予定を上回った場合の対応方法が不明確だとトラブルになります。
「ここまでが月額範囲内」「これ以上は追加費用」といったボーダーラインを明確に定めておくことが重要です。

たとえば以下のような書き方が有効です。

  • 「月間10時間まで:月額3万円」
  • 「超過分は30分単位で追加費用5,000円/1時間」
  • 「緊急対応は別途料金が発生する場合あり」

保守契約に「定額で無限対応」は存在しません。
契約時点で上限と超過費用の取り決めを明記し、無駄な揉め事を回避しましょう。

損害賠償の上限|更新ミスなど発生しかねない

Webサイトの運用保守では、更新ミスやファイル削除などの事故が発生する可能性があります。
こうした場合に備えて、損害賠償の上限額をあらかじめ設定しておくことが非常に重要です。

例)

  • 「損害賠償の上限は月額委託料の3ヶ月分とする」
  • 「発注者が提供した素材に起因する問題については責任を負わない」

特約|終了時の引き継ぎと障害時のスピードは必要

契約終了後や突発的なトラブル時の対応ルールも、特約として明文化しておくべきです。
「引き継ぎが雑でサイトが動かなくなった」「サーバーが落ちたのに連絡が取れない」といった事態は、契約書で未然に防げます。

有効な特約例:

  • 「契約終了時はマニュアルおよび作業ログを提出」
  • 「障害時は発生から24時間以内に一次対応を行う」

万が一のときに対応体制が整っているかは、委託先を選ぶうえで非常に重要なポイントです。
契約書に“有事のプロセス”を組み込みましょう。

本当にその委託先で大丈夫?安さで選ぶと後悔...

本当にその委託先で大丈夫?安さで選ぶと後悔...

安さだけで委託先を選んでしまうと、トラブルや作業品質の低下、対応スピードの遅さといった「見えないコスト」があとから重くのしかかります。

保守契約書にどれだけ明確な記載があっても、そもそもの体制や対応力が不十分な相手では意味がありません。

以前に比べて、近年は制作会社とフリーランスなどの個人事業主に加えて、BPOサービスを用いたWebサイトの保守が一般的になりつつあります。

→ BPOサービスの詳細はこちら

以下の表では、上記3つの依頼の比較をしてみました。

項目

フリーランス

制作会社

BPO

月額相場

2万〜4万円

5万〜10万円

3万〜6万円

対応時間帯

平日9-18時

平日+一部休日

24時間365日(SLAあり)

体制冗長性

1名のみ

2〜3名体制

専属+バックアップ人員20名以上

追加依頼の柔軟性

△:人的制約あり

○:工数次第で可能

◎:SEO対策やLP制作も同契約内で稼働可能

法的保証

記載なしが多い

契約書に明記あり

SLA/損害賠償上限/秘密保持契約あり

BPOを用いた保守は制作会社と個人の良いとこ取り!

BPOを用いた保守は制作会社と個人の良いとこ取り!

BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)とは、企業の業務の一部を外部の専門会社に委託する仕組みです。

これまでは経理や事務代行、採用支援といったバックオフィス業務が主流でしたが、近年はWebサイトの更新・運用保守・SNS管理といったWeb業務もBPOで対応可能になっています。

「品質は担保したいが、費用は抑えたい」そんな方にとって、制作会社とフリーランスの“いいとこ取り”をした形が、Web特化型BPOサービスです。

弊社の『デジえもん』もその一例で、Web保守に必要な対応力・コスト効率・柔軟性をすべて兼ね備えています。

→デジえもんの詳細はこちら

属人性が低く運用が止まらない

フリーランスは人単位の契約のため、病気や多忙で対応が止まるリスクがあります。
一方でBPOサービスは複数名体制+マニュアル化された作業管理により、担当者の急な離脱があっても組織全体で保守が継続されます。

比較項目

フリーランス

BPOサービス

担当者変更の影響

作業が止まる

引き継ぎ体制あり、継続稼働可

作業管理

個人の裁量・経験による

マニュアル+進行管理ツールで統一

サポート体制

基本的に1名対応

複数名体制でカバー

「価格は抑えつつ、制作会社と同等以上の体制冗長性がある」

これがBPOの強みです。

使わなかった分のリソースは“無駄にならない”

一般的なWebサイト保守契約は「更新作業の有無に関わらず毎月同じ費用がかかる」ことがほとんどです。
特にフリーランスや制作会社では“監視のみ”で、ちょっとした修正にも追加費用が発生することがあります。

一方で、BPOサービスでは月の稼働リソースを柔軟に再配分できる仕組みが整っています。

例えば、当初は修正対応のために確保していた時間を、軽微なSEO改善、LPのテキスト修正、バナー制作などに充てることが可能。

未使用分を“別の成果物”に転換できるため、月額料金が無駄になりません。

契約モデル

未使用リソースの扱い例

一般的な保守契約

作業なしでも費用が発生/内容変更は別途見積もり

BPOサービス

他の業務(SNS運用・レポート作成)に転用可能

「保守に支払ったけど作業ゼロだった」が起きない、効率的な運用投資の仕組みです。

急なトラブルでも組織で対応してくれる

Webサイトの運用で避けて通れないのが、サーバー障害・フォームの不具合・表示崩れなどの突発的なトラブルです。
フリーランスや制作会社では平日9〜18時対応が主流であり、夜間や休日は連絡すら取れないこともあります。

BPOサービスでは、SLA(サービス品質保証)に基づいた夜間・休日対応がオプションで付けられ、対応プロセスも契約で明文化されています。

「誰が」「どの範囲まで」「いつまでに対応するのか」が契約で定義されているため、“いざ”という時の不安が最小限で済みます。

対応スピードと安心感を求めるなら、トラブル時の体制が契約で担保されたBPOが最適です。

Webサイトの保守に特化したBPOサービス「デジえもん」

Webサイトの保守に特化したBPOサービス「デジえもん」

「Web業務も頼めるBPO」をお探しなら、デジえもんがおすすめです。

一般的なBPOサービスは経理や事務などのバックオフィス業務に特化していますが、デジえもんはWeb・IT業務に完全対応したBPOサービス。

デザイナー、エンジニア、マーケターなどWebに精通したプロ人材がチームを構成し、ホームページ保守を対応します。

最低月20時間から契約可能で、稼働が余れば別業務にも柔軟に割り当てられるのが特長。

Webサイトの保守だけに限定せず、社内の「困った」を丸ごとアウトソースできます。

業務カテゴリ

対応業務例

Webサイト保守・更新

ホームページの修正・投稿、WordPress管理、サーバー保守など

クリエイティブ業務

コーディング、ホワイトペーパー制作、動画編集、記事ライティング、翻訳など

マーケティング業務

SEO管理、広告運用(Google/Yahoo/SNS)、GAレポート、メルマガ配信など

SNS運用・代行

投稿代行、投稿素材の作成、コメント対応、リサーチ業務など

その他IT業務支援

CRM導入、マニュアル整備、ツール初期設定、一次対応チャットなど

「人手が足りない」「誰に頼めばいいか分からない」と感じているなら、まずはデジえもんの資料をご覧ください。

→ デジえもんのサービス資料はこちらから

まとめ|Webサイトの保守契約書のテンプレート

まとめ|Webサイトの保守契約書のテンプレート

Webサイトの保守を外注する際は、契約内容の明確化が最大のトラブル防止策になります。

契約で特に注意すべき5項目

  • 作業範囲を明文化
    「軽微な修正」ではなく、回数や作業時間で具体的に記載
  • 再委託の条件設定
    事前合意・範囲限定で品質低下や情報漏洩を防止
  • 超過作業の料金規定
    月内作業上限と超過時の追加費用を明示
  • 損害賠償上限の明記
    万一の更新ミスでも法的リスクを最小化
  • 特約による引継ぎ・障害対応ルール
    トラブル時の対応スピードと品質を担保

委託先の選択肢とBPOの優位性

  • フリーランス:価格は安いが体制の不安あり
  • 制作会社:体制は安定するが価格は高め
  • BPOサービス:費用・柔軟性・対応力のバランスが良好

BPOなら…

  • 属人化せず運用が止まりにくい
  • 余った工数を別業務へ振替可能
  • 夜間・休日対応も契約で整備可能

デジえもんの活用メリット

  • Web保守だけでなく、SEO・広告運用・SNS代行・ITサポートまで一括対応
  • 最低20時間から契約可能で社内の「困った」を丸ごとアウトソース可能

Web保守は「契約書の中身」+「委託先の選定」で、成果もリスクも大きく変わります。
今回の記事が、保守外注を安心して進める一助になれば幸いです。

この記事を書いた人

ライターの画像
株式会社デイワン 代表取締役 月森 隼人

不動産コンサルタント、注文住宅やマンションなどの企画営業を経験し、大手広告代理店のデジタル部署にて、Web領域でのブランディングややディレクションなど上流から幅広く担当。

デジえもんイメージ
デジえもんイメージ