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SNS
2025/06/15
企業のSNS運用を成功させるコツ10選|フォロワー数を見ていても成功しません!
#bpo

目次
1.企業がSNS運用を成功させるためのコツ10選
1-1.KPIは「認知・関心・購買」の3層で設定する
1-2.ターゲットに沿ったSNSを使う
1-3.投稿時間の最適化
1-4.UGC3・価値提供1・商品1の黄金比
1-5.ハッシュタグの個数を最適化
1-6.UGCで信頼度アップ
1-7.動画投稿を徹底
1-8.コメント返信を徹底
1-9.インフルエンサーを活用
1-10.レポートを見て適宜改善
2.企業のSNS運用において設定すべきKPI
2-1.エンゲージメント
2-2.リーチ率
2-3.フォロワー純増率
2-4.サイト流入数
3.企業のSNS運用が陥りがちな失敗|工数不足はありがち
3-1.工数がたらず投稿頻度の低下
3-2.フォロワー数ばかり気にしていた
3-3.ブランディング力がない
4.企業のSNS運用にBPOサービスがぴったりな理由
4-1.工数不足が解消でき投稿頻度が改善
4-2.失敗しないためのノウハウを所持している
4-3.急な依頼でも問題なく対応可能
5.SNS運用が得意なBPOサービス「デジえもん」
6.まとめ|企業のSNS運用におけるコツ
SNSのフォロワー数が伸び悩み、企画書のKPI設定にも迷う
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、今や企業のSNS運用は「とりあえず投稿する」だけでは成果が出にくい時代です。
広告費をかけずに認知・集客を伸ばすには、実践的なノウハウが欠かせません。
この記事では、現場で実際に効果が出ているSNS運用のコツを紹介します。
記事でわかること
- 今すぐ実践すべきSNS運用のコツ10選
- 企業のSNS運用において設定すべきKPI
- SNS運用の工数不足を今すぐ解決させる方法
SNS運用を「自社の資産」に育てたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
企業がSNS運用を成功させるためのコツ10選

企業のSNS運用は「投稿するだけ」では成果につながりません。
認知・関心・購買と各段階で施策を整理し、目的に合った戦略を構築することが重要です。
ここでは実務で使える具体的なコツ10選を順に解説します。
- KPIは「認知・関心・購買」の3層で設定する
- ターゲットに沿ったSNSを使う
- 投稿時間の最適化
- UGC3・価値提供1・商品1の黄金比
- ハッシュタグの個数を最適化
- UGCで信頼度アップ
- 動画投稿を徹底
- コメント返信を徹底
- インフルエンサーを活用
- レポートを見て適宜改善
KPIは「認知・関心・購買」の3層で設定する
成果を出す企業アカウントは、KPIを3段階に分けて管理しています。
具体的には以下の通りです。
層 | 代表KPI | 目的 |
認知 | リーチ率・表示回数 | まず知ってもらう |
関心 | エンゲージメント(いいね・コメント) | 興味を持たせる |
購買 | サイト流入・CV数 | 商品購入・問い合わせへ誘導 |
フォロワー数だけを追うと本質を見誤ります。
段階別に成果を数値で確認しましょう。
ターゲットに沿ったSNSを使う
SNSごとに利用者層は大きく異なります。
ターゲット世代に合わせた媒体選定が必須です。
年齢層 | 主力SNS | 備考 |
8-24歳 | TikTok (63%利用) | 動画中心・拡散力高い |
35-44歳 | Instagram (48%利用) | 写真・ストーリーズが有効 |
ターゲットに合わない媒体に時間を使わないことが成功の第一歩です。
投稿時間の最適化
時間帯によって反応は大きく変わります。
Hootsuite調査によると、B2C企業のInstagramでは平日10-12時が平均エンゲージメント+15〜20%と最適です(出典:Hootsuite)。
社内の投稿スケジュールもこの時間帯を軸に計画しましょう。
「いつ投稿するか」は「何を投稿するか」と同じくらい重要です。
UGC3・価値提供1・商品1の黄金比
UGC(ユーザー生成コンテンツ)活用がSNSでは高い信頼を生みます。
理想の投稿バランスはUGC:3、ノウハウ提供:1、商品訴求:1が目安。
- UGC:実際のユーザー写真・口コミ
- 価値提供:商品豆知識・使い方紹介
- 商品訴求:キャンペーン情報
売り込み一辺倒にならずファンとの距離感を保つ運用が伸びる鍵です。
ハッシュタグの個数を最適化
タグは多すぎても逆効果です。
理想は最大11個、うち5個は中規模ボリュームのハッシュタグを選定すること。
- ビッグワード:1〜3個(例:#スイーツ)
- ミドルワード:3〜5個(例:#手作りプリン)
- ニッチワード:残り(例:#新作スイーツ2024)
投稿毎にタグ戦略も見直しましょう。量より質の選定がリーチに直結します。
UGCで信頼度アップ
UGCは最も費用対効果の高いSNS施策です。
- 消費者の79%が「広告よりUGCの方が信頼できる」と回答
- UGCが購入意図を+29%高める
出典:TINTUP User Generated Content Stats 2021
UGCを投稿内・ストーリーズ・ハイライトに積極活用しましょう。
動画投稿を徹底
短尺動画は反応を圧倒的に高めます。
- SNS動画視聴の95%が短尺支持
- CTRは静止画比+42%向上
出典:Wyzowl Video Marketing Statistics
静止画から動画投稿へシフトするだけでも反応率は大きく変わります。
コメント返信を徹底
コメント返信はファン育成の近道です。
Hootsuite等の調査では、1時間以内の返信で好感度や継続利用意向が上昇する傾向が出ています。
夜間や休日は難しくても、翌営業日には確実に返信を心がけましょう。
「反応してくれるアカウント」だと認識されることが継続的な拡散につながります。
インフルエンサーを活用
必ずしも有名人を起用する必要はありません。
ターゲット層に刺さる中小規模のインフルエンサー活用が効果的です。
- フォロワー数3,000〜30,000人のマイクロインフルエンサー
- 商品レビュー型投稿
- ストーリーズ共同投稿機能の活用
中小企業でも十分導入可能な施策です。
レポートを見て適宜改善
分析→改善のPDCAが成功企業の共通点です。
- 投稿別リーチ・保存数・シェア率を毎週チェック
- 月次でエンゲージメント推移とリーチ率を確認
- 伸びた投稿から「再現性のある型」を抽出
SNSも分析と改善がなければ“伸び止まり”ます。
データは必ず蓄積・活用しましょう。
企業のSNS運用において設定すべきKPI

SNS運用を成功させるには、「何をもって成功とするか」=KPI設定が欠かせません。
フォロワー数だけでなく「認知→関心→購買」の流れに沿った複数の指標を用意することで、成果が数値で可視化できます。
ここでは特に重要な4つのKPIを解説します。
- エンゲージメント
- リーチ率
- フォロワー純増率
- サイト流入数
エンゲージメント
SNSの投稿反応を定量的に測る中心指標がエンゲージメントです。
計算式は
(いいね+コメント+保存) ÷ リーチ数
エンゲージメントは単なる反応数ではなく、「見られた中でどれだけ行動されたか」を示す効率指標です。
企業アカウントでは通常1〜3%が目安となります。
保存・コメントはアルゴリズム評価でも重視されるため、積極的な行動を促す投稿設計が重要です。
広告換算で見ると、同じリーチでも高エンゲージメント投稿の方が広告効果が高く、投下コストに対するROIが改善されます。
エンゲージメント率を常に確認し、伸びた投稿の「型」を分析しましょう。
リーチ率
リーチ率は拡散力の健全性を測る指標です。
計算式は
ユニークリーチ ÷ フォロワー数
フォロワー1,000人でリーチが3,000なら、リーチ率300%です。アルゴリズムで外部露出が拡大している証拠になります。
特にInstagramやTikTokは、保存・シェアが多いとアルゴリズムで非フォロワーへも優先表示される仕組みのため、「フォロワー外リーチを狙う投稿設計」が成長スピードに直結します。
リーチ率が高い投稿を型化し、UGCや動画活用と組み合わせるのが成功パターンです。
フォロワー純増率
フォロワー数の増加速度を「率」で把握するのが純増率です。
計算式は
(月間フォロワー増 − 減) ÷ 前月末フォロワー数
例えば1000人→1050人なら純増率5%。
広告費をかけずに安定成長できているかを把握できます。
特にB2C企業は月3〜5%成長が一つの健全ラインとなります。
フォロワー増減は短期ノイズもあるため、3ヶ月平均で追うのが実務上はおすすめです。
サイト流入数
最終的に売上へつながっているかを示すのがサイト流入数です。
SNS → Webサイト → 購買という導線の橋渡し指標になります。
投稿にCTA(リンク誘導・プロフィールリンク・ストーリーズリンク)を設置し、GA4などでSNS経由流入を定期計測しましょう。
広告依存を減らし、「SNSから自社サイトへ安定流入できているか」こそ企業SNS成功の重要指標となります。
企業のSNS運用が陥りがちな失敗|工数不足はありがち

SNS運用で成果が出ない企業には、共通する3つの落とし穴があります。
ここを把握せずに施策を繰り返しても、フォロワーや売上は伸びません。
事前に避けるべき失敗例を確認しておきましょう。
工数がたらず投稿頻度の低下
工数不足はSNS運用最大の失敗要因です。
企業アカウントは投稿が「止まった瞬間に成長も止まる」構造です。
アルゴリズム上も定期投稿が評価対象になるため、週1投稿以下ではリーチもフォロワーも伸びづらくなります。
特に中小企業では以下の理由で工数不足に陥りがちです。
主な原因 | 内容 |
兼務による多忙 | マーケ担当がSNS以外も兼務 |
企画出しの手詰まり | ネタ切れ・方向性迷子 |
制作負荷 | 画像・動画制作スキル不足 |
「更新を止めない体制設計」がSNS成長の土台です。
リソースに応じた現実的な投稿頻度をまず定めましょう。
フォロワー数ばかり気にしていた
「フォロワー数至上主義」は運用を歪ませます。
フォロワー数が多くてもエンゲージメント(いいね・保存・コメント)が低ければ意味はありません。
アルゴリズムもエンゲージ重視に移行しており、ただのフォロワー水増し施策は逆効果です。
本質は以下の通りです。
- フォロワー数=入り口の大きさ
- エンゲージメント=商談率・購入率に直結
質の高いファンを積み上げることが成功の近道です。
ブランディング力がない
ブランドイメージの一貫性がないと、ファンは定着しません。
投稿ごとにトンマナ・色味・言葉選びがブレると、ユーザーはアカウントの「軸」が読み取れず、共感を抱きにくくなります。
結果、アカウントの世界観が確立できず、情報発信力も弱くなります。
ブランディング構築のポイント
- ペルソナ像を定義
- 配色・フォント・言葉遣いを統一
- 投稿ジャンルの比率を固定(例:UGC50%、商品紹介20%、裏側紹介30%)
ファンが「らしさ」を感じられる運用がリピート訪問・拡散につながります。
企業のSNS運用にBPOサービスがぴったりな理由

SNS運用の安定稼働には「工数・ノウハウ・柔軟性」の3要素が不可欠です。
BPOサービスはそれらを一括でカバーできるため、企業のSNS運用に最適な選択肢となります。
工数不足が解消でき投稿頻度が改善
BPO導入で投稿頻度の低下リスクが激減します。
社内運用では「ネタ出し・制作・投稿・分析」までをすべて自社で抱え、週1投稿すら難しくなるケースが多発します。
BPOサービスなら下記タスクを丸ごと外部化可能です。
作業工程 | BPOの対応範囲 |
企画・ネタ出し | トレンド・ターゲット分析込みで提案 |
画像・動画制作 | クリエイティブ専門チームが対応 |
投稿スケジュール管理 | 定期更新・カレンダー化で安定稼働 |
コメント一次返信 | 事前ガイドラインに沿って対応 |
制作のボトルネックが消えることで「更新停止リスク」が回避できます。
失敗しないためのノウハウを所持している
経験則に基づく「伸びるSNS設計」が標準提供されます。
SNS運用はアルゴリズム・ユーザー傾向・炎上リスクなど複雑な知識が求められます。
BPO事業者は複数企業の運用実績からノウハウが蓄積されており、以下の強みがあります。
- アルゴリズム最適化: 動画比率・ハッシュタグ・キャプション設計の最適化
- 炎上リスク管理: 表現ガイドライン策定・投稿前レビュー体制
- 分析改善サイクル: レポートに基づくPDCA実施
初歩的な失敗を防ぎつつ、成長可能性を最大化できる仕組みが整っています。
急な依頼でも問題なく対応可能
繁忙期や突発施策にも柔軟に工数を追加できます。
例えば「クリスマスキャンペーン前に特別投稿を5本増やしたい」といった短期ニーズにも、BPOは以下の仕組みで対応可能です。
項目 | BPO | フリーランス |
工数調整 | 組織内で人員調整可 | 担当者1名の空き状況次第 |
制作速度 | 並行制作で短納期可能 | 同時多案件が難しい |
緊急依頼対応 | 24hサポート体制あり | 平日日中のみ対応が多い |
「必要な時に必要なだけ」制作体制を拡張できるのがBPO最大の強みです。
SNS運用が得意なBPOサービス「デジえもん」

SNS運用だけでなく、Web全般の課題をワンストップで解決するのが「デジえもん」の強みです。
多くのBPOサービスは経理や事務などのバックオフィス中心ですが、デジえもんはWeb・IT領域に完全特化。
SNS投稿からEC運用、サイト改善、IT保守まで柔軟に対応可能です。
SNS運用をきっかけに、社内の広報・マーケ課題を丸ごと整理できます。
業務カテゴリ | 主な対応内容 |
EC運用保守 | 商品登録、在庫管理、サイト更新 |
クリエイティブ制作 | コーディング、バナー制作、動画編集 |
マーケティング | SEO施策、広告運用、メルマガ配信 |
SNS代行 | 投稿代行、素材制作、コメント対応 |
ITサポート | Webシステム保守、ツール初期設定 |
- 契約は月20時間〜柔軟に設計可能
- 使い切れなかった稼働は他業務へ振替OK
- 炎上モニタリング・コメント監視も対応
社内リソースが限られる中小企業にとって、「誰に頼めば良いかわからない」を解消する最適なパートナーです。
SNS運用の属人化を防ぎつつ、全体のWeb運用効率を高めましょう。
まとめ|企業のSNS運用におけるコツ
企業SNSの成功には「戦略設計」「継続運用」「データ分析」の3つが欠かせません。
今回紹介したポイントを総合すると、以下のように整理できます。
- 目標設定の整理
- 認知→関心→購買の3層でKPIを分解
- 単なるフォロワー数ではなく、エンゲージメントやサイト流入数も重視
- ターゲットに合わせた媒体・投稿設計
- TikTokやInstagramなど、世代に合ったプラットフォーム選定
- 平日10〜12時の投稿でエンゲージメント最大化
- 投稿内容の黄金比を守る
- UGC3:価値提供1:商品訴求1
- ハッシュタグは最大11個、中規模タグ中心に設計
- UGC・動画・コメント返信を徹底
- 短尺動画・信頼感あるUGC活用で購入意欲UP
- コメント返信は翌営業日までに実施しファン形成
- インフルエンサー活用とPDCA
- マイクロインフルエンサー活用で低コスト施策
- レポート分析で伸びた型を定着化
- 失敗を避ける体制設計
- 工数不足を回避し投稿停止を防ぐ
- ブランド統一・軸のぶれをなくしファン化促進
- BPO活用で安定運用実現
- ネタ出し〜投稿〜返信まで一括代行
- 柔軟な工数調整と緊急対応で繁忙期もカバー可能
この記事を書いた人

株式会社デイワン 代表取締役 月森 隼人
不動産コンサルタント、注文住宅やマンションなどの企画営業を経験し、大手広告代理店のデジタル部署にて、Web領域でのブランディングややディレクションなど上流から幅広く担当。