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2025/08/27

【テンプレート配布】WEBサイト設計書の書き方や必要な項目を解説します

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【テンプレート配布】WEBサイト設計書の書き方や必要な項目を解説します

こんなことに悩んでいませんか? ・Webサイト制作のノウハウがなく、何から手をつければいいかわからない ・専門知識がない中で、高額なWebサイト制作を失敗させたくない ・Webサイトの設計書のテンプレートを探しているが、どこに何を書くべきかわからず不安 実は、Webサイトの設計書テンプレートを無料で活用すれば、必要な項目を漏れなく洗い出し、効率的にプロジェクトを進めることができます。 この記事では、Webサイトの設計書を無料配布するとともに、書き方や必要な項目について詳しく解説します。 この記事でわかること ・今すぐ使えるWebサイト設計書テンプレート(雛形)が手に入ります ・Webサイト設計書を作成する流れと、必要なすべての項目 ・Webサイトのリニューアルや制作を成功させるためのポイント

ホワイトペーパー告知バナー

【無料】WEBサイト設計書のテンプレート配布

【無料】WEBサイト設計書のテンプレート配布

今回、Webサイト制作プロジェクトを効率的に進めたいすべての方へ、今すぐ使えるテンプレートを無料で配布します。

このテンプレートは、基本的な項目を網羅しており、自社の要件に合わせてカスタマイズすることも可能です。

高額な費用をかけずに、品質の高いWebサイトを制作するための第一歩として、ぜひご活用ください。

ダウンロードはこちらから

WEBサイトの設計書を書く流れ|先に要件定義が必要

WEBサイトの設計書を書く流れ|先に要件定義が必要

Webサイトの設計書を作成する前には、プロジェクトの方向性を決定づける要件定義が必須です。
一般的に、Webサイト制作のプロジェクトは以下の流れで進行し、それぞれ異なる目的を持つドキュメントを作成していきます。

  • RFP:発注者側が業者に対して要望や要件を具体的に提示する文書
  • 要件定義書:プロジェクトの全体像と目標を明確に定義する文書。
    発注者と制作会社間でのズレを防ぐ役割もある
  • 仕様書:要件定義書の内容をもとに機能や実装方法を具体的に記述した文書
  • 設計書:仕様書の内容をどう実現するかが技術的に書かれた文書

これらのドキュメントは、Webサイト制作の各段階で重要な役割を果たし、プロジェクトの成功に欠かせません。

WEBサイトの設計書に必要な項目と書き方

WEBサイトの設計書に必要な項目と書き方

Webサイトの設計書は、プロジェクトに関わる全員がWebサイトの全体像と詳細な仕様を理解し、認識を共有するための必須ドキュメントです。

Webサイトの規模や目的によって必要な項目は異なりますが、ここでは一般的な設計書に含めるべき項目とその書き方を解説します。

これらの項目を網羅することで、効率的に制作を進め、手戻りを削減できます。

  • サイトマップ
  • ディレクトリマップ
  • ワイヤーフレーム
  • 共通要素定義
  • 各ページ詳細定義
  • デザインコンセプト
  • デザインレギュレーション
  • 機能一覧
  • 機能詳細仕様書
  • 外部サービス連携
  • コンテンツ一覧
  • SEO内部施策仕様書
  • 対応環境
  • パフォーマンス要件
  • サーバー/インフラ構成

サイトマップ

サイトマップは、Webサイトに含まれるすべてのページをツリー構造で一覧化したものです。
サイトの全体像を把握し、ユーザーの導線を検討するために使用します。

各ページの階層や関係性を視覚的に整理することで、制作メンバー間で認識のズレを防ぐことができるでしょう。

項目

内容

ページ名

「トップページ」「会社概要」など分かりやすい名称を記載する

URL

各ページのURLを記載する

目的

そのページの役割や目的を簡潔に記述する

対象ユーザー

誰に見てもらいたいかを記述する

ステータス

「公開済み」「実装中」など進捗状況を記載する

サイトマップを作成する際は、Excelやスプレッドシートを活用すると、情報の管理や共有がしやすいためおすすめです。

ディレクトリマップ

ディレクトリマップは、Webサイトのサーバー上でのフォルダ構造を定義する文書です。

サイトマップがユーザーから見た構造であるのに対し、ディレクトリマップはエンジニアや制作担当者が開発・管理しやすいように階層を整理する役割を果たします。

ファイルの管理ルールを明確にすることで、複数のメンバーが関わる場合でも作業の効率が上がり、トラブルを未然に防ぐことができます。

ワイヤーフレーム

ワイヤーフレームは、Webページのレイアウトと情報の配置を視覚的に示した設計図です。
デザインや配色は含めず、「どこに」「どのような」要素を配置するかをシンプルに記述します。

ワイヤーフレームを作成する目的は、以下のとおりです。

  • ユーザーの導線や利便性を確認する
  • 掲載するコンテンツの過不足をチェックする
  • デザインの方向性を関係者と共有する

ワイヤーフレームを作成することで、開発の初期段階で大きな修正や変更が発生するリスクを大幅に削減できます。

共通要素定義

共通要素定義とは、Webサイトを構成する共通の要素について詳細を記述する項目です。

具体的には、下記のような複数のページで共通して使用される部分を定義します。

  • ヘッダー
  • フッター
  • ナビゲーション
  • サイドバー

Webサイトの全体的な統一感を保ち、開発や更新の手間を減らすために重要です。
例えば、ヘッダーにはどのようなナビゲーションメニューを配置するか、フッターには著作権表示やプライバシーポリシーへのリンクを含めるかなどを詳細に記載します。

この項目を明確に定義しておくことで、Webサイト全体の構造が整理され、複数の制作メンバーが関わる場合でも一貫性を保ったまま作業を進めることが可能になるでしょう。

各ページ詳細定義

各ページ詳細定義は、Webサイトを構成する個別のページについて、ワイヤーフレームに基づき、各要素の内容や役割を詳細に記述する項目です。
例えば、トップページであれば、メインビジュアルにどのような画像を使用するか、キャッチコピーのテキストは何にするか、新着情報の表示件数は何件にするかなどを記載します。

商品紹介ページでは、商品名、説明文、価格、画像、購入ボタンの配置や動作などを定義します。

この項目を詳細に記述することで、デザイナーやエンジニアは迷うことなく制作を進めることができ、発注者と制作会社の間で認識のズレが発生するリスクを大幅に削減できるでしょう。
特に、問い合わせフォームの入力項目やエラーメッセージなど、ユーザーが直接触れる部分については、丁寧に定義しておく必要があります。

デザインコンセプト

デザインコンセプトは、Webサイトのデザインがどのような方向性で制作されるかを説明する項目です。
ターゲットユーザーに与えたい印象やブランドイメージを言語化し、デザイナーや関係者と共有することで、Webサイトのデザインがぶれることを防ぎます。

例えば、「信頼感と安心感を与える落ち着いたデザイン」「若年層に向けた、ポップで明るいデザイン」といった具体的な表現でコンセプトを記述します。

Webサイトの制作には、複数のメンバーが関わるため、デザインコンセプトを全員が理解し、共有しておくことは非常に重要です。
特に、複数のデザインを作成する場合や、Webサイトのリニューアル時には、新しいコンセプトを明確に定義し、古いイメージからの脱却を図るために活用されます。

デザインレギュレーション

デザインレギュレーションは、Webサイトのデザインを構成する要素のルールを詳細に定義する項目です。

配色、フォント、余白、ボタンやアイコンのデザインなど、Webサイト全体の視覚的な一貫性を保つために欠かせません。

例えば、メインカラーは企業のロゴカラーに合わせ、サブカラーはメインカラーを引き立てる色を選定します。

フォントは見やすさを考慮して種類やサイズを決定し、ボタンは統一されたデザインとサイズで作成します。

このレギュレーションがあることで、複数のデザイナーが関わる場合でもデザインの質を保ち、手戻りを減らすことができるでしょう。

機能一覧

機能一覧は、Webサイトに搭載する機能をすべてリストアップし、その概要を記述する項目です。

Webサイトの目的を達成するために必要な機能を網羅的に洗い出し、プロジェクトメンバー全員で認識を共有するために作成されます。

例えば、ECサイトであれば下記の機能が上げられるでしょう。

  • ログイン機能
  • 会員登録機能
  • 商品検索機能
  • カート機能
  • 決済機能
  • お問い合わせフォーム

各機能について簡潔に説明することで、開発の初期段階で機能の抜け漏れを防ぎ、後からの大幅な仕様変更による手戻りやコスト増加を回避できます。

機能詳細仕様書

機能詳細仕様書は、機能一覧で洗い出した各機能について、さらに詳細な動作や要件を記述する項目です。
ユーザーがどのような操作を行うか、それに対してシステムがどのように反応するかを具体的に説明します。

例えば、ログイン機能であれば、「ユーザーがIDとパスワードを入力し、『ログイン』ボタンをクリックすると、入力内容が正しい場合はマイページへ遷移し、誤っている場合はエラーメッセージを表示する」といった具体的な挙動を記述します。

入力値のバリデーション(入力制限)、エラー処理、データベースとの連携など、システム開発に必要な情報を網羅します。
この文書が詳細であればあるほど、エンジニアは迷うことなく開発を進められ、認識のズレによる手戻りを最小限に抑えることができるでしょう。

外部サービス連携

外部サービス連携は、Webサイトと連携する外部サービスを定義する項目です。

  • 決済サービス(例: PayPay)
  • SNS連携(例: Facebook, Twitter)
  • アクセス解析ツール(例: Google Analytics)
  • メール配信サービス(例: MailChimp)

など、Webサイトの機能を拡張するために必要なサービスを明確にします。

各サービスとの連携方法、認証方式、データのやり取りの仕様、APIの利用方法などを具体例を交えて記述します。

この項目を明確にすることで、開発チームはスムーズに外部サービスとの接続を進められ、Webサイトの機能拡張を効率的に実現できます。

コンテンツ一覧

コンテンツ一覧は、Webサイトの各ページに掲載するコンテンツをすべてリストアップし、その内容を具体例を交えて記述する項目です。

テキスト、画像、動画、PDFファイルなど、コンテンツの種類と内容を詳細に定義します。

例えば、「トップページのメインビジュアルは季節感のある商品画像、キャッチコピーは『最高品質の〇〇をお届けします』」といった具体的な情報を記載しましょう。

各コンテンツの担当者や進捗状況も合わせて管理することで、コンテンツ制作の遅延を防ぎ、スケジュール通りの公開を目指します。

SEO内部施策仕様書

SEO内部施策仕様書は、Webサイトの検索エンジン最適化(SEO)を向上させるために必要な内部施策を定義する項目です。

下記のような検索エンジンに正しく評価されるための要素のレギュレーションを詳細に記載します。

  • タイトルタグ
  • メタディスクリプション
  • hタグの構造
  • 内部リンク構造
  • 画像のalt属性

この文書があることで、開発者やコンテンツ制作者はSEOを意識したサイト制作を進められ、検索順位の向上に貢献します。

対応環境

対応環境は、Webサイトが正常に動作することを保証するOSやブラウザ、デバイスなどの環境を定義する項目です。

ターゲットユーザーが主に使用する環境を想定し、開発の範囲を決定します。

項目

具体例

OS

Windows 10以降、macOS Ventura以降、iOS 16以降、Android 13以降

ブラウザ

Google Chrome 最新版、Mozilla Firefox 最新版、Safari 最新版

デザイス

PC、スマートフォン(iPhone, Android)、タブレット

この定義により、テストの範囲が明確になり、多様な環境でWebサイトが問題なく表示・動作することを確認できます。

パフォーマンス要件

パフォーマンス要件は、Webサイトの表示速度やレスポンス、同時アクセス数など、性能に関する要件を定義する項目です。
ユーザーの利便性を損なわないための基準を設定します。

例えば、「トップページは3秒以内に表示されること」、「同時接続数1000ユーザーまで正常に動作すること」といった具体的な数値目標など。

この要件を満たすことで、ユーザー体験が向上し、離脱率の低下やコンバージョン率の向上に繋がるでしょう。

サーバーのスペックや画像の最適化、キャッシュの利用など、パフォーマンスを高めるための技術的な要素も考慮して記述すると良いです。

サーバー/インフラ構成

サーバー/インフラ構成は、Webサイトを公開するために必要なサーバーやデータベース、ネットワークなどの技術的な構成を定義する項目です。

  • サーバーの種類(レンタルサーバー、クラウドサーバーなど)
  • 規模(CPU、メモリ、ディスク容量)
  • データベースの種類
  • セキュリティ対策(SSL、WAFなど)
  • バックアップ体制

この項目を明確にすることで、Webサイトの安定稼働と将来の拡張性を確保できます。
特に、セキュリティ対策はWebサイトの信頼性に直結するため、最新の技術や知見を盛り込むことが重要です。

WEBサイトのリニューアルは株式会社デイワンにお任せ!

Webサイトの設計書テンプレートを活用してプロジェクトを進めていく中で、Webサイト制作やリニューアルに関する専門知識やリソースが不足していると感じる方もいらっしゃるでしょう。

特に、Webサイトは企業の顔となる重要な要素であり、成果に繋がるWebサイトを制作するには高度な戦略と技術が必要です。

株式会社デイワンは、企業の課題解決と成長を支援する戦略型ブランディングカンパニーです。

ホームページ制作においても、単なる見た目の美しさだけでなく、ユーザー体験や成果を重視した構造設計で、ブランドの価値を最大化するクリエイティブを提供しています。

弊社のおすすめポイントを以下に示します。

  • 一気通貫のブランディング支援
    • コンセプト開発からUI/UX設計、Webサイト制作、運用改善までトータルで対応します。
    • リブランディングや新規事業の立ち上げにも強みを持ち、企業の成長を強力にサポートします。
  • 成果に直結するクリエイティブ制作
    • ターゲットの心理を分析し、ユーザーの行動を促す構成や導線設計を徹底しています。
    • SEOやSNS運用も視野に入れた成果重視のWeb制作を実現し、集客や売上向上に貢献します。
  • DXとインハウス体制構築の伴走支援
    • デジタル人材の育成やチーム構築、業務プロセスの最適化をハンズオンで支援します。
    • 持続的に成果を生む組織体制づくりをサポートし、自社でのWebサイト運用の内製化を目指します。
  • 多様なクリエイティブ領域に対応
    • Web制作だけでなく、動画、LP(ランディングページ)、SNSコンテンツ、システム開発まで幅広く対応可能です。
    • 戦略から制作、DX支援まで一貫して任せたい企業にとって、株式会社デイワンは心強いパートナーとなるでしょう。

Webサイトのリニューアルや新規制作を検討されている場合は、ぜひ株式会社デイワンにご相談ください。

まとめ|WEBサイト設計書テンプレートを無料配布

まとめ|WEBサイト設計書テンプレートを無料配布

本記事では、Webサイト制作プロジェクトを効率的に進めるための「Webサイト設計書テンプレート」を無料で配布しました。

Webサイトの設計書は、Webサイトを形にするための設計図であり、プロジェクトに関わる全員が同じ認識を持つための必須ドキュメントです。

Webサイトの設計書を作成する前には、要件定義を行い、Webサイトに必要な機能や目的を明確にする必要があります。

そして、設計書には以下の項目を網羅することが重要です。

  • サイトマップ:Webサイトの全体像とページの階層を視覚化します。
  • ディレクトリマップ:サーバー上でのフォルダ構造を整理し、管理しやすくします。
  • ワイヤーフレーム:ページのレイアウトとコンテンツの配置を設計します。
  • 共通要素定義:ヘッダーやフッターなど、共通の要素を定義し、統一感を保ちます。
  • 各ページ詳細定義:個別のページのコンテンツや動作を詳細に記述します。

これらの項目をテンプレートに沿って埋めていくことで、制作会社や社内のエンジニアとのやり取りがスムーズになり、手戻りを減らすことができます。

Webサイトの制作は高額な投資になるからこそ、計画的に進めることが成功への近道です。

この記事が、あなたのWebサイト制作プロジェクトを成功に導く一助となれば幸いです。


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この記事を書いた人

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株式会社デイワン 代表取締役 月森 隼人

不動産コンサルタント、注文住宅やマンションなどの企画営業を経験し、大手広告代理店のデジタル部署にて、Web領域でのブランディングややディレクションなど上流から幅広く担当。

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