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リニューアル

2025/03/25

Webサイトリニューアル後の効果を確実に上げる手順(進め方)と5つの注意点

#リニューアル

Webサイトリニューアル後の効果を確実に上げる手順(進め方)と5つの注意点

目次

ホームページ制作のイメージ

Webサイトリニューアルの提案書を作成するためには、リニューアルの目的や課題・サイト分析などさまざまな準備が必要です。


多くの記事では、進め方について記載されていますが、本記事では、ホームページ(サイト)リニューアルの提案書を作成するために重要な注意点と確認すべきチェック項目について解説をします。

Webサイトリニューアルの提案書で注意すべき5つポイント

Webサイトリニューアルの提案書で注意すべき5つポイント

Webサイトリニューアルの提案書で注意すべき5つのポイントは下記のとおりです。

  • Webサイトの課題を洗い出し明確にする
  • 伝えるポイントを絞り込む
  • 分かりやすい言葉で伝える
  • 目標・効果・課題を数字で伝える
  • 複数人で確認して提案書を作成する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

Webサイトの課題を洗い出し明確にする

最も重要なポイントは、「Webサイトの課題を明確に洗い出す」ことです。

課題を洗い出すことで『ホームページ(Webサイト)の課題は何なのか』を明確にすることができます。

例えば、デザインの老朽化やアクセス数の減少など『何が課題か』を端的に分かりやすくまとめることがポイントです。

Webサイトの課題を分析して洗い出すことで、リニューアル後の効果を向上させやすくなります。

また具体的な課題も浮き彫りにできるため、上司や社内担当者に対して、何のためにサイトをリニューアルするのかを伝えやすくなります。

伝えるポイントを絞り込む

次に、提案書を効果的に伝えるために『ポイントを絞り込む』ことに注意しなければいけません。

提案書の1スライドには1つの目的のみ伝える構成がポイントです。

例えば、アクセス数が減少し集客を目的にしたリニューアルの場合「アクセス数が減少した理由」や「どのぐらいアクセス数を増やしたいのか」「デザインの老朽化」などの課題が挙げられます。

1スライドに複数の課題を記載して作成してしまうと「何を伝えたいのか」分からない

まとまりのない提案書になってしまいます。

ポイントを絞り込むことは、上司や担当者に提案内容をイメージさせたりリニューアルの可否に直結するため、注意しなければいけないポイントといえます。

分かりやすい言葉で伝える

提案書を作成する際、読み手を考えた文章の記載や表現に注意しなければいけません。

必ずしも読み手が専門知識を持っているとは限らないため、専門用語を避けた誰でも理解できる言葉を選び、提案書の作成が必要です。

また社内で説明する機会がある場合、伝える相手に適した言葉(表現)にも注意をするようにしましょう。

サイトリニューアルには多くの人が携わります。

分かりやすい言葉で要点を明確に伝えることで、提案内容を具体的にイメージさせることができます。

上司や担当者以外にも理解を得るためにも、言葉選びに細心の注意を払うようにします。

目標・効果・課題を数字で伝える

前述の通り「分かりやすい言葉で伝える」ことは重要ですが『目標や効果・課題を数字で伝える』ことでより具体的な提案書を作成することができます。

数字を用いて伝えることは、具体性を出せるだけでなく説得力のある提案を行うことにつながります。

GoogleアナリティクスのデータであるPV数や離脱率などになります。

例えば、下記のような様な内容が考えられます。

  • 現在のサイト訪問者数が月間10,000人であれば、リニューアル後には20%増加し、12,000人に到達することを目標とする
  • ユーザーの滞在時間を現在の平均2分から3分に増加させ、コンテンツへの関心を示す
  • 直帰率が高い課題を10%削減し、ユーザーエンゲージメントを向上させる

この様な数値は、リニューアルの目的や効果を裏付けるために重要なポイントです。

現状のサイト状況や課題・目標に記載する数値は、リニューアルの必要性をイメージさせるために欠かすことができません。

複数人で確認して提案書を作成する

提案書のクオリティを上げるために、作成者だけでなく複数人で提案書の確認を行うようにしましょう。

作成者とは異なる視点で確認できるため、自分では気づかない点や分かりづらい表現などの修正点を見つけることができます。

テキストの修正やグラフの追加といった気づかない点を修正することで、誰が見ても見やすい提案書の作成を可能にします。

そのため、複数人からのフィードバックはとても重要です。

提案書の作成はA4サイズ

PowerPointやGoogleスライドで提案書を作成する場合、初期画像サイズを16:9からA4サイズ(アスペクト比4:3)に変更することがおすすめです。

プレゼン資料を印刷することを考え、紙のサイズに合わせたサイズにします。

作成途中でサイズを変更することも可能ですが、レイアウトが崩れたりするため、最初の設定段階でA4サイズにすることを忘れず行いましょう。

スライドの一覧機能も便利

スライドの一覧機能を活用すると「内容の流れ」や「関連性」を一目で確認できるため効率的です。

スライドの順番を入れ替えたり、全体のコンテキストを把握しやすくなります。

必ず活用しなければならない機能ではありませんが、内容の流れを確認したり、スムーズなプレゼンを行うために、便利な機能といえます。

Webサイトリニューアルの提案書に重要なチェック項目

Webサイトリニューアルの提案書に重要なチェック項目

次に、Webサイトリニューアルの提案書に必要なチェック項目を解説します。

サイトリニューアルの規模や予算は企業によって異なりますが、必要な項目は変わりません。

Webサイトリニューアルには下記のような準備が必要です。

  • Webサイトリニューアルの概要を決める
  • Webサイトリニューアルの目的を決める
  • ターゲットの設定を明確にする
  • 制作会社の見積書や提案書を活用する
  • Webサイトリニューアル後の目標・効果を決める
  • 予算・スケジュールを決める
  • 他社の事例・成功事例を参考にする
  • Webサイトの課題・分析を徹底して行う

Webサイトリニューアルの概要を決める

Webサイトの概要を明確にまとめることは重要なチェック項目です。

1ページにわかりやすいサマリーを配置し、誰が見ても一目で把握できるようにします。

(サマリーとは・・・要約や要旨・概要・要約・要点を指します)

上司や担当者が提案書全体に目を通すとは限りません。簡潔にまとめられた概要は、多忙な人に要点を伝える際に役立ちます。

リニューアルの目的や見込まれる利点・予算などを簡潔に記載し、重要な情報を確実に伝えるように注意して作成することがポイントです。

Webサイトリニューアルの目的を決める

次に、サイトリニューアルの提案書では「目的」を明確にします。

問題点や改善すべき領域を背景とし、具体的な目的を示す必要があります。

例えば、競争環境の変化に対応し、新しい商品ラインナップの紹介と売上拡大を図ることが目的となるかもしれません。

また古いデザインがユーザーの導線を妨げている場合、新しいデザインを導入して問い合わせ対応や資料請求の数を増やしたいなどが考えられます。

具体的な目的を提案書に盛り込むことで、リニューアルの必要性を伝えることができます。

ターゲットの設定を明確にする

Webサイトリニューアルは「誰のために訴求するのか」ターゲットの設定が必須です。

抽象的なターゲットではなく明確な設定を行います。

例えば、

  • 20代〜30代の女性主婦を対象とし、新しい料理レシピコンテンツを提供することで料理に関する悩みを解決する
  • 25歳〜35歳のキャリア志向のビジネスパーソンをターゲットに、キャリアアップに役立つ情報を提供することで専門知識を向上させるなどです。

ターゲットの設定を明確にすることで、リニューアル時に行うデザインやリニューアルを行う目的との相違をなくすことができます。

制作会社の見積書や提案書を活用する

提案書の作成と並行して、制作会社に見積書や提案書を数社依頼することをおすすめします。

提案書に内容を盛り込めるだけでなく、自社に適した制作会社の選定につながります。

制作会社に見積書や提案書を依頼することで、料金相場や提案内容を把握することができ、比較・検討を事前にすることができます。

Webサイトリニューアル後の目標・効果を決める

先述では「目標・効果・課題を数字で伝える」が重要であることを述べましたが、リニューアル後の目標と効果について具体的な数値で示すことも重要です。

リニューアル後に「どのぐらいのコンバージョン(CV)率を目標としているのか」「どのぐらいの訪問者数(ユニークユーザー数)が向上するのか」などです。

目標や得られる効果を記載し、費用対効果の検討を行うようにしましょう。

読み手に分かりやすいようグラフなどを用いて視覚的に伝えやすい提案書の作成がポイントです。

予算・スケジュールを決める

Webサイトリニューアルに必要な予算とスケジュールを明確に示すことは必要不可欠です。

適切な予算とスケジュールを記載することをおすすめします。

大規模なリニューアルの場合、制作期間やリニューアル後の効果を得られるまでの期間は長期化します。

そのため予算とスケジュールは、リニューアルを行うために必要な判断材料になります。

他社の事例・成功事例を参考にする

他社の事例や成功事例を活用することも重要です。

自社の業界や業態に適切な事例や参考にできるサイトイメージは、読み手にイメージをさせやすくします。

また、制作会社に依頼する際にも言葉だけでなく「どういったデザインにしたいのか」など他社の事例を使用して説明することができます。

制作依頼時に双方でイメージの相違をなくすためにも他社の事例や成功事例を事前に調べ見つけておくようにしましょう。

Webサイトの課題・分析を徹底して行う

本記事の冒頭で「課題の洗い出し」について述べましたが、サイトの課題と分析を徹底的に行う必要があります。

なぜ現状のサイトでは目標を達成できていないのか、その問題点を正確に把握することが重要です。

ユーザーエクスペリエンスやデザイン・コンテンツ・機能性などの要素一つ一つを分析し、改善しなくてはいけない課題を提案書にまとめます。

社内からの課題や改善点

Webサイトの課題・分析を行う際、社内からの課題や改善点を事業部ごとにヒアリングを行います。

例えば営業部の場合「問い合わせ数が減少している」「営業時に使用できるホームページにしたい」などが考えられます。

人事部であれば「来年度の採用情報を記載したい」「社員の雰囲気を感じられるデザインにしたい」など。

事業部ごとにリニューアルを行いたい課題や改善点がさまざまあるため、課題を多角的に分析し、サイトリニューアルに活かすことが重要です。

Webサイトの現状・課題

Webサイトの現状を把握するためにGoogleアナリティクスやサーチコンソールの活用は必須といえます。

ユーザー行動やトラフィックデータは、ホームページを閲覧したユーザーを可視化することができます。

ページ閲覧数や滞在時間・離脱率などの指標はサイトの課題の発見や改善の指針となります。

Webサイトリニューアルの課題に活用!Webサイト無料診断

提案書を作成するためには、サイトの課題や目標をまとめる必要があるため、提案書作成を手間に感じる方も多いのではないでしょうか。

企業によってはWeb担当者のいる企業、いない企業と体制もさまざまです。

前者であれば、リニューアルに必要な課題を見つけやすいと思いますが、後者の場合、常にユーザーの反応やトレンドを敏感に観察できていないため、課題を見つけられず具体的な提案書を作ることができません。

そのため、効果が見られないサイトリニューアルになってしまう可能性を高めてしまいます。

当社は、ホームページのリニューアルに特化した企業です。

リニューアルを考えている方に必要なサイト分析や課題を見つけることが可能です。

Webサイトリニューアルにお悩みの方は、ぜひお問い合わせください。

お問い合わせはこちらから

Webサイトリニューアルの提案書まとめ

Webサイトリニューアルの提案書まとめ

今回は、Webサイトリニューアルの提案書について解説しました。

サイトリニューアル提案書を作成するに当たってさまざまな視点で提案書を作成しなければいけません。

そのため事前の「準備」や「現状のサイト状況を把握すること」は提案書を作成するために特に重要です。

サイトリニューアル提案書を作成する際は、サイトの課題を明確にし、分かりやすい言葉で具体的な数字を交えた提案書を意識して作成してみましょう。

本記事が、Webサイトリニューアルを考えている方の参考になれば幸いです。


この記事を書いた人

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株式会社デイワン 代表取締役 月森 隼人

不動産コンサルタント、注文住宅やマンションなどの企画営業を経験し、大手広告代理店のデジタル部署にて、Web領域でのブランディングややディレクションなど上流から幅広く担当。

ホームページ制作のイメージ

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