ホームページ制作
2025/01/28
ホームページ運用代行の費用相場は?運用代行の範囲やメリット、注意点など徹底解説

目次
ホームページは、ただ存在していればそれでいいわけではなく、常に更新・管理をして運用をし続ける必要があります。
しかし、社内でホームページの運用をしようとすると、そういったタスクに追われ本来の業務に時間を割くことができなくなってしまいます。
そこで活躍するのがホームページの運用代行です。
この記事では、ホームページの運用代行の費用相場を解説するとともに、運用代行をしてもらうメリットや運用代行会社を選ぶ際のポイントなどもお伝えします。
ホームページ運用代行の費用相場

ホームページ運用代行の費用相場は月額5000円〜2万円ほどだとされています。
大規模なサイトになると5〜10万円近くになる場合もありますが、基本的には5000円〜2万円ほどを想定していれば問題ないでしょう。
運用代行の範囲や内容は相場によって大きく4つの区分に分けられます。
相場感、運用代行範囲、運用担当がそれぞれ異なりますのでぜひ以下の表をチェックしてみてください。
運用代行費用相場(月額) | 運用代行範囲 | 運用担当 |
5,000円以下 |
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5,000円〜2万円 |
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2万円〜5万円 |
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5万円以上 |
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月額5,000円以下
月額5,000円以下の場合、運用代行会社はサーバーやドメイン・SSLの管理や更新を行うのみです。
ホームページの管理は基本的に自社でやる形になるので、コンテンツの制作、デザインの更新、SEO対策などを社員で行わないといけません。
5,000円以下の場合は、ホームページが存在するための最低限の管理を任せる、といった程度になります。
月額5,000円〜2万円
月額5,000円〜2万円代は、ホームページの運用代行の一般的な費用とされています。
サーバーやドメインの更新はもちろんのこと、システム障害に対する対応やサポートも運用代行会社が受け持ってくれます。
コンテンツの更新も代行内容として追加されることもあるので、ホームページを常に新鮮かつアップデートされた状態に保つことができます。
さほど大きくないホームページであればこちらの価格帯で問題ないので、迷ったら5,000円〜2万円代を想定しておきましょう。
月額2万〜5万円
月額2万〜5万円の価格帯の場合は、かなりしっかりとしたホームページ管理をしてくれます。
コンテンツの更新やセキュリティの管理も代行してくれるだけでなく、CMSのメンテナンスやホームページに訪れたユーザーの分析やレポートなども作成してくれます。
ホームページをより効果的に運用するための手助けをしてくれますので、新規の顧客の獲得や業績の向上も見込めます。
ある程度のコストをかけられるのであれば、こういった範囲も運用代行会社に依頼することも視野に入れてよいでしょう。
月額5万円以上
月額5万円以上ともなると、ホームページ全体の包括的な管理を代行してもらう形になります。
ホームページを維持し、アップデートしていくことは当然として、そこに本格的なコンサルも行ってくれます。
プロの目線からの戦略的支援やSEO対策を行ってくれ、今以上に集客をするためのアドバイスももらえます。
ホームページを運用することにとどまらず、企業全体の業績を伸ばすための的確なアドバイスをくれ、施策を打ってくれることでしょう。
現状よりさらに事業を拡大させたい場合などは、こちらの価格帯を選択するのも一つの考え方でしょう。
ホームページの運用代行会社の対応内容

ホームページの運用代行といっても、依頼をしたことがない人にとってはどんなことをするのかイメージがしづらいかと思います。
ホームページの運用代行会社が対応する内容について、代表的なものを列挙しましたのでチェックしてみてください。
サーバー・ドメイン・SSLの管理など
ホームページを動かすためのサーバーとドメインはアップデートと契約更新が頻繁に起こります。
また、データの暗号化に必要なSSL証明書の取得や更新、CMSのアップデート作業なども必須になってきます。
これらの作業は頻繁に発生するだけでなく、ある程度の知識も必要なので、社内で対応をしようとすると大きな負担になってしまいます。
こうした事務作業を運用代行会社が請け負ってくれるので、かなりのコスト削減になります。
セキュリティ対策や障害対応
質の高いホームページであっても、障害があったりウイルスに感染したりしてしまえば意味がありません。
ホームページの保守保全は必須事項であり、対策をしないと大きな損失に繋がりかねません。
ホームページの運用代行会社は、そうしたセキュリティ対策や障害への対応も請け負ってくれます。
最新のウイルス対策ソフトを導入し、感染の防止・バグの修正なども行ってくれます。
常に健全なホームページ運用ができるように運用代行をお願いしましょう。
コンテンツの修正や更新
ホームページ内の情報が古くなってしまうと、SEOのスコアが下がり、検索の上位に表示されなくなります。
ホームページはただ企業の情報が載せてあるだけでなく、コンテンツを常に更新し続ける必要があるのです。
アクセス解析・集客
運用代行会社の業務範囲を広げると、ホームページのアクセス解析や集客に繋がるアドバイスももらえます。
ホームページを訪れたユーザーの導線や動向、CVに繋がる客層の分析やターゲティングなど、コンサル的なことも代行してくれる会社もあります
また、運用代行会社によっては月次レポートなどを作成してくれることもあり、集客のために最適化したホームページの運用をすることができます。
問い合わせ・トラブルの対応
お客様からの問い合わせや顧客トラブルの対応も運用代行会社が行ってくれます。
カスタマーサービスが充実していることは、顧客満足度を向上させる大きな要因です。
自社に関わることで何かのトラブルがあったときにすぐに対応ができることは、企業のイメージアップに繋がり、結果的に業績にも影響します。
お客様対応に人員を割けない企業などは積極的に運用代行会社を利用して、顧客満足度を上げましょう。
ホームページ運用代行のメリット

ホームページ運用代行会社が対応してくれる範囲は理解ができたかと思います。
そういった代行業務を行ってもらうことで、企業に対してどんなメリットがあるのかを解説しましょう。
専門性の高い運用
ホームページ運用代行会社は、当然ながらホームページ運用のプロです。
高度な専門知識やノウハウを使ってホームページを運用してくれるので、顧客獲得のために最適化されたホームページにしてくれます。
セキュリティ面に関しても専門的な見地や経験から運用をしてくれるので、安全性も確保できます。
こうした専門的な知識やスキルを社内で引き継いでいけば、将来的にホームページの運用を内製化させることにも繋がります。
ホームページ運用に関する知識やノウハウが無い場合は、運用代行会社に依頼するのが適切でしょう。
自社のリソースの節約
ホームページを運用することは、多くの時間と労力がかかります。
作業工数に限らず、自社での運用を目指して、専門知識を学ぼうとしてもかなりの時間がかかることでしょう。
そういった自社のリソースを節約してくれるのが、ホームページ運用代行会社です。
運用代行会社にホームページの管理を一任すれば、社内の業務負荷を軽減でき、効率的に本業に向かうことができます。
運用代行がある程度のコストがかかるとしても、長い目でみると必要な経費となることでしょう。
ホームページ運用代行の注意点

ホームページの運用代行は、多くのメリットがありますが注意するべき点もあります。
以下の点に注意して、健全かつ効率的な代行を依頼しましょう。
意図や目的を明確に伝える
ホームページ運用代行会社に代行を依頼する際には、ホームページ運用の意図や目的を明確に伝える必要があります。
自社のホームページがどういったことを目的にしているのか、ターゲットとなる顧客はどういった人なのか。
そういったことを運用代行会社と共有して、ホームページ運用の方向性をすり合わせることが大切です。
そのために、代行会社とは密なコミュニケーションをとり、お互いに情報をシェアすることが必須でしょう。
社内にノウハウが蓄積しない
ホームページの運用代行を依頼すると、社内にノウハウが蓄積しないというデメリットがあります。
将来的にホームページの運用を内製したいと思っても、なかなか進めることができません。
もしノウハウを社内に蓄積したいのであれば、運用代行会社に任せつつも、それによりできた余裕で学びを深める必要があるでしょう。
情報漏洩のリスク
当然、ホームページ運用代行会社は秘密厳守を徹底し、企業の機密情報を外部に漏らすようなことはしません。
しかし、ホームページの運用を代行してもらう時点で、企業の細かい情報や社外秘の情報を、社員以外の人に共有する必要に迫られることでしょう。
そういった点で情報漏洩のリスクが完全にゼロであるとは言い切れません。
信頼のおける運用代行会社を選ぶことは必須といえます。
ホームページの運用代行会社を選ぶポイント

最後に、ホームページ運用代行会社を選ぶ際のポイントをお伝えしましょう。
どういった点に注意して運用代行会社を選べばよいかを簡単に説明しますので、参考にしてみてください。
実績や得意分野を確認する
ホームページの運用代行会社は、それぞれ得意分野が異なります。
LPの管理が得意なのか、採用サイトに強いのか、B to Bのサービスが得意なのか。
そういった情報は、運用代行会社の実績ページにて確認できますので必ず確認しましょう。
自社のサービスやホームページ運用の目的と照らし合わせて、最も相性の良い運用代行会社を選ぶように意識しましょう。
料金設定は適切なのか
運用代行をしてもらう前に、必ず見積りを出してもらい、料金設定を細かく確認しましょう。
どういった業務内容を代行してくれるのか、その代行にかかる費用はいくらなのかを知っておくべきです。
また、1社だけでなく数社から見積りをとり、比較検討することも大切でしょう。
ホームページ運用にかけられる費用を明確にして、費用対効果が最も高いホームページ運用代行会社を選択するようにしましょう。
業務の範囲が明記されているか
見積りを出してもらうと同時に、業務の範囲も明確にしておくことがとても大切です。
冒頭でお伝えした通り、価格帯や運用会社によって、代行をしてくれる範囲が異なります。
どの業務が自社管理で、どの業務が運用代行会社の管轄なのかを明確にしておきましょう。
お互いが「相手がやってくれている」と思って管理が行き届かない、というミスを避けましょう。
健全な運用代行会社であれば、業務範囲の詳細を必ず提示してくれますので、そういった会社を選ぶようにしましょう。
まとめ

ホームページの運用代行の費用相場は5,000円〜2万円ほど。
費用によって業務内容が大きく異なりますので、自社のホームページの目的と運用に割けるリソースを明確にして運用代行会社に依頼をしましょう。
運用代行会社に依頼をすることで、最適化したホームページ運用ができることでしょう。
運用代行会社を選ぶ際のポイントを意識しつつ、ホームページの運用代行を依頼してみましょう。
この記事を書いた人

株式会社デイワン 代表取締役 月森 隼人
不動産コンサルタント、注文住宅やマンションなどの企画営業を経験し、大手広告代理店のデジタル部署にて、Web領域でのブランディングややディレクションなど上流から幅広く担当。