私たちは、クライアントさまのDX人材の育成からBPOサービスや内製化までをハンズオンで支援します。

DAY ONE Logo

creative

ホームページ制作

2025/02/19

【重要】ホームページが乗っ取られた時の対処法|改ざん被害を防ぎ、安全に復旧するには?

#制作

【重要】ホームページが乗っ取られた時の対処法|改ざん被害を防ぎ、安全に復旧するには?

目次

ホームページ制作のイメージ

「ホームページが乗っ取られたかもしれない…」

そんな不安を感じていませんか?

サイトの改ざんや不正アクセスを放置すると、顧客情報の流出や検索エンジンでの評価低下など、重大なリスクを招きます。

この記事では、被害を最小限に抑える具体的な対処法と、再発を防ぐための重要な対策を詳しく解説します。

適切な対応を知ることで、安全なウェブ運営を続けるための知識が身につきます。

ホームページが乗っ取られた時の具体的な対処法

ホームページが乗っ取られた時の具体的な対処法

ホームページが乗っ取られた場合、迅速かつ的確な対応が求められます。

まずは冷静に状況を確認し、被害の拡大を防ぐための初動対応を行うことが重要です。

以下の手順を参考に、ホームページの復旧と安全対策を進めましょう。

まずはパニックにならないこと  

ホームページが乗っ取られると、驚きや焦りから誤った対応をしてしまいがちです。

しかし、まずは冷静になり、事実を正確に把握することが重要です。

攻撃者の目的や影響範囲を判断し、不要な操作で被害を拡大させないように注意しましょう。

不審な動作が見られた場合は、速やかに関係者と連携し、対策を講じることが求められます。

サイトが改ざんされていた場合でも、すぐにデータを削除せず、証拠を残すことで、復旧や法的対応がスムーズに進みます。  

ウェブサイトを一時停止する  

不正アクセスや改ざんの被害が確認された場合、サイトを一時停止することが重要です。

これにより、さらなる被害の拡大を防ぎ、訪問者への悪影響を最小限に抑えることができます。

具体的には、サーバー管理画面からサイトをオフラインにしたり、メンテナンスモードを有効にしたりする方法があります。

特に、マルウェアが埋め込まれている可能性がある場合、外部ユーザーに悪意のあるリンクやコードが配布されるのを防ぐために、速やかにサイトを遮断することが求められます。  

バックアップの取得  

サイトのバックアップを取得することで、被害発生前の状態に戻せる可能性があります。

攻撃を受けた状態でも、データを保存することで、後の調査や復旧に役立ちます。

サーバーのデータベース、ウェブサイトのファイル、ログイン情報など、可能な限りすべてのデータを取得し、安全な場所に保存してください。

また、バックアップデータが最新の状態であるかどうかも確認し、過去のバックアップと比較することで、改ざんされたファイルを特定しやすくなります。  

サーバーの隔離  

攻撃が進行中の場合、サーバーをネットワークから切り離し、被害の拡大を防ぐことが重要です。

サーバーがマルウェアに感染していると、他のサイトやシステムにも影響を及ぼす可能性があるため、外部との通信を遮断し、感染経路を特定するための調査を行う必要があります。

特に、FTPや管理パネルへのアクセスが不正に行われた形跡がある場合、早急に管理者権限を見直し、安全な環境を構築することが求められます。  

マルウェアのスキャンと除去  

サイトが乗っ取られた場合、マルウェアが埋め込まれている可能性があります。

まず、セキュリティソフトウェアやオンラインのマルウェアスキャンツールを活用し、サイト内の不審なコードを特定しましょう。

特に、JavaScriptやPHPファイルの改ざん、管理画面への不正なアクセス履歴などを確認することが重要です。

感染が確認された場合は、疑わしいファイルを削除または修正し、セキュリティ強化を行う必要があります。  

改ざんされたファイルの修復  

ウェブサイトの改ざんが確認された場合、どのファイルが影響を受けたのかを特定し、適切に修復する必要があります。

CMSを使用している場合は、公式のバックアップデータと照らし合わせ、変更されたファイルを洗い出します。

また、ハッキングの手口として、目に見えない形で悪意のあるコードが埋め込まれていることもあるため、すべてのスクリプトファイルを慎重にチェックすることが求められます。

修復が完了したら、改めて正常に動作するかをテストし、再発防止策を実施しましょう。  

原因の特定  

ホームページが乗っ取られた原因を特定することで、再発を防ぐことができます。

攻撃者がどの経路を利用して不正アクセスを行ったのかを調査し、脆弱性を修正することが重要です。

一般的な侵入経路としては、管理画面のパスワード漏洩、サーバーのセキュリティホール、古いプラグインやテーマの脆弱性が挙げられます。

特に、CMSを使用している場合、最新バージョンへの更新や不要なプラグインの削除を行うことが有効な対策となります。  

パスワードの変更  

パスワードの変更  

不正アクセスの被害に遭った場合、すぐに管理画面やFTP、データベースなどのパスワードを変更する必要があります。

特に、同じパスワードを複数のサービスで使い回している場合、別のアカウントまで被害が拡大する可能性があります。

強力なパスワードを設定し、二段階認証を導入することで、セキュリティを強化しましょう。

また、パスワードの管理には、信頼できるパスワードマネージャーを活用するのも有効です。  

ユーザーアカウントの確認  

ウェブサイトの管理者アカウントやユーザーアカウントが不正に作成されていないかを確認することも重要です。

攻撃者が管理者権限を持つアカウントを作成している場合、それを削除しない限り、再び不正アクセスされる可能性があります。

CMSの管理画面やサーバーのユーザーリストをチェックし、不審なアカウントがないかを確認しましょう。

特に、身に覚えのないメールアドレスが登録されている場合、即座に削除し、他のユーザーのセキュリティ設定も見直す必要があります。  

ログの確認  

不正アクセスの経緯を把握するために、サーバーやCMSのログを確認することが重要です。

ログファイルには、いつ、どこから、どのような操作が行われたかの記録が残っており、攻撃者の侵入経路を特定するための手がかりとなります。

不審なIPアドレスからのアクセスや、不正なログイン試行回数が多い場合は、アクセス制限を設定することで、今後の被害を防ぐことができます。  

ウェブサイトの復旧とテスト  

改ざんされたファイルの修正や、セキュリティ対策が完了したら、ウェブサイトを再度公開する前に、動作テストを行うことが重要です。

すべての機能が正常に動作するか確認し、不審な挙動がないかを慎重にチェックしましょう。

また、外部のセキュリティツールを活用して、マルウェアや脆弱性の最終チェックを行い、安全な状態であることを確認してから復旧作業を完了してください。

ホームページ乗っ取りの再発を防ぐために重要な対策  

ホームページ乗っ取りの再発を防ぐために重要な対策  

ホームページが一度乗っ取られると、再発のリスクが高まります。

攻撃者はサイトの脆弱性を把握しているため、同じ手口で再度侵入を試みる可能性があります。

したがって、適切なセキュリティ対策を講じ、サーバーやアカウントの安全性を強化することが重要です。

以下の対策を実施し、ホームページの安全性を高めましょう。  

定期的なバックアップ  

万が一、ホームページが乗っ取られたり改ざんされた場合、最新のバックアップがあれば迅速に復旧できます。

バックアップは定期的に取得し、サーバーとは別の安全な場所に保管しましょう。

クラウドストレージや外部デバイスに保存することで、不正アクセスによるデータ喪失のリスクを最小限に抑えられます。

特に、データベースやサイトの重要なファイルは、複数の世代分を保持し、改ざん前の状態に復元できるようにしておくことが重要です。

また、自動バックアップ機能を活用し、一定の間隔で確実にバックアップを取得する仕組みを構築しましょう。  

CMSやプラグインの最新化  

ホームページの管理にはWordPressなどのCMSを利用することが一般的ですが、古いバージョンのCMSやプラグインには脆弱性が含まれることがあります。

攻撃者はこれらの脆弱性を狙って不正アクセスを試みるため、常に最新バージョンに更新することが重要です。

特に、セキュリティアップデートが提供された場合は、できるだけ早く適用しましょう。

また、使用していないプラグインやテーマは削除することで、不要なリスクを減らすことができます。

公式ストア以外で配布されている不正なプラグインをインストールしないよう注意し、信頼性の高いものを選択しましょう。

二段階認証の導入  

二段階認証の導入  

管理画面へのアクセスをより安全にするために、二段階認証を導入しましょう。

通常のIDとパスワードに加えて、スマートフォンアプリやメールで送信されるワンタイムパスワード(OTP)を使用することで、不正アクセスを大幅に防ぐことができます。

特に、パスワードが流出した場合でも、二段階認証を設定していれば攻撃者はログインできません。

Google AuthenticatorAuthyなどのアプリを利用すると、簡単に二段階認証を導入できます。

全ての管理者アカウントに適用し、強固なセキュリティ環境を構築しましょう。  

強力なパスワードの設定  

単純なパスワードは攻撃者に簡単に突破されるため、強力なパスワードを設定することが重要です。

最低でも12文字以上の長さで、大文字・小文字・数字・記号を組み合わせたものを使用しましょう。

また、パスワードを使い回さず、サービスごとに異なるものを設定することが推奨されます。

パスワード管理ツールを活用することで、複雑なパスワードを安全に保存・管理できます。

さらに、定期的にパスワードを変更することで、セキュリティリスクを低減させることが可能です。  

アクセス制限の設定  

不正アクセスを防ぐために、管理画面やサーバーへのアクセス制限を設定しましょう。

特定のIPアドレスからのみログインを許可するホワイトリスト方式を採用すると、攻撃者が不正に侵入するリスクを大幅に軽減できます。

また、ログイン試行回数の制限を設けることで、ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)を防ぐことが可能です。

さらに、リモートアクセスを必要としない場合は、SSHやFTPのアクセス制限を強化し、不審なアクセスをブロックするように設定しましょう。 

ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)の導入  

ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)の導入  

WAF(Web Application Firewall)は、不正アクセスやマルウェア攻撃からホームページを保護するための重要なセキュリティ対策です。

SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)などの攻撃を検出し、遮断する機能を備えています。

多くのホスティングサービスではWAFが提供されているため、適切に設定してサイトの安全性を高めましょう。

また、クラウド型WAFを利用することで、サーバーの負荷を抑えつつ高いセキュリティを維持することができます。  

定期的なセキュリティスキャン  

定期的にウェブサイトのセキュリティスキャンを行い、脆弱性や不審なファイルの有無をチェックすることが重要です。

オンラインのマルウェアスキャンツールを活用し、サイト内に不正なコードが埋め込まれていないか確認しましょう。

また、サーバーログを定期的に確認し、不審なアクセス履歴がないかをチェックすることで、異常な動きを早期に発見できます。

企業サイトやECサイトの場合は、専門のセキュリティ診断サービスを導入し、定期的なセキュリティ評価を行うことをおすすめします。  

ユーザーアクセス権限の見直し  

ホームページの管理者アカウントやユーザー権限を定期的に見直し、不正なアカウントがないか確認しましょう。

管理者アカウントの数が多いと、それだけリスクが増加します。

不要なアカウントは削除し、権限を最小限に設定することで、万が一の侵入時に被害を最小限に抑えることができます。

また、外部の開発者や一時的なアクセス権限を持つユーザーのアカウントも定期的にチェックし、適切に管理することが重要です。 

ホームページ乗っ取り被害にあった際の法的対応

ホームページ乗っ取り被害にあった際の法的対応

ホームページが乗っ取られた場合、技術的な復旧作業だけでなく、法的対応も重要になります。

不正アクセスは犯罪行為であり、適切な証拠を確保し、関係機関への報告や法的措置を講じることで、被害の拡大を防ぎ、再発防止につなげることができます。

以下の対応策を参考に、適切に対処しましょう。

被害状況の記録  

ホームページが乗っ取られた場合、まずは被害の証拠を記録し、詳細な状況を把握することが重要です。

スクリーンショットやサーバーログ、不正アクセスの痕跡が確認できるログイン履歴を保存しましょう。

特に、改ざんされたページのURL、ハッカーによる不正な変更点、悪意のあるリダイレクトが設定されているかどうかをチェックすることが必要です。

サーバーのアクセス履歴や通信ログも記録し、攻撃の手口や侵入経路を特定するための手がかりを残しておきます。

証拠が整っていれば、後の警察への通報や法的手続きがスムーズに進みます。  

警察への通報  

ホームページの乗っ取りや改ざんは「不正アクセス禁止法」に違反する可能性が高いため、警察への通報を検討しましょう。

特に、顧客情報が流出した場合や、大規模な改ざんによる被害が発生した場合は、迅速な対応が求められます。

通報時には、被害状況の詳細や記録した証拠を整理し、明確に伝えることが重要です。

警察が捜査を行うためには、どのような被害が発生し、どの程度の影響があったのかを説明できるようにしておく必要があります。

また、サイバー犯罪に対応する専門の窓口がある警察署もあるため、適切な部署に相談することが望ましいです。  

弁護士への相談  

ホームページの乗っ取りに関する法的対応を進める際、弁護士に相談することで適切なアドバイスを受けられます。

特に、被害が企業の運営や顧客データに関わる場合、法的措置を講じることで加害者を特定し、損害賠償請求を行うことも可能です。

また、顧客や取引先への対応についても、法的リスクを最小限に抑えるために弁護士の助言が役立ちます。

個人情報の流出や営業上の損失が発生した場合、企業の信用に影響を及ぼす可能性があるため、早めに専門家に相談し、適切な対応策を講じることが重要です。  

関係者や顧客への通知  

ホームページが乗っ取られた場合、関係者や顧客に対して適切に通知を行う必要があります。

特に、個人情報が漏洩した可能性がある場合は、速やかに事実を公表し、対策を講じることが求められます。

通知の際には、発生した事象の概要、影響範囲、再発防止策を明確に伝え、利用者に混乱を招かないように配慮することが重要です。

また、公式サイトやメールを通じて、安全にサービスを利用するための注意喚起を行い、被害が拡大しないように努めましょう。

適切な情報公開を行うことで、信頼関係の維持につながります。  

まとめ|ホームページの乗っ取りに対処する術を身につけよう  

まとめ|ホームページの乗っ取りに対処する術を身につけよう  

ホームページの乗っ取りは、企業や個人の信用を失墜させる重大なセキュリティリスクです。

しかし、適切な対策を講じることで、被害を最小限に抑え、迅速に復旧することが可能です。

本記事で紹介した対処法や予防策を実践し、安全な運用を心掛けましょう。

セキュリティ対策は一度設定すれば終わりではなく、継続的な見直しと改善が不可欠です。

  • 定期的なバックアップ
  • CMSやプラグインの最新化
  • 二段階認証の導入

など基本的な対策を徹底し、乗っ取りを未然に防ぐ体制を整えてください。  


この記事を書いた人

ライターの画像
株式会社デイワン 代表取締役 月森 隼人

不動産コンサルタント、注文住宅やマンションなどの企画営業を経験し、大手広告代理店のデジタル部署にて、Web領域でのブランディングややディレクションなど上流から幅広く担当。

ホームページ制作のイメージ

よく読まれている記事