ホームページの容量の調べ方と最適化方法|ブラウザとツールで簡単に計測できます!

ホームページの容量を調べる方法を解説。Chrome・Safari・Edgeの開発者ツール、PageSpeed Insightsなどで見るページの重さと、サーバー保存容量の違い、ページ容量の目安、画像・CSS・JavaScriptの軽量化のコツを紹介します。
「ホームページの容量が分からず、サイトの表示速度が遅い…」
そんな悩みを抱えていませんか?容量を放置すると、ユーザー離れや検索順位の低下につながる可能性があります。
この記事では、容量を調べる方法と最適化のコツを解説します。
ご自身のサイトの状態を数字で確かめるところから始めましょう。
また、ホームページのリニューアルタイミングについて成功事例や失敗事例と共に解説したお役立ち資料もあります。ぜひダウンロードください。
ホームページの容量の調べ方

ホームページの容量を確認することは、ページ表示速度の改善や最適化に欠かせません。
ただし「容量」という言葉には2つの意味があります。
1つは、ページを1枚開くときにブラウザが読み込むデータの量(ページの重さ)で、表示速度に直接かかわります。もう1つは、サイトのファイル全体がサーバーに占める保存容量で、レンタルサーバーなどのプランを選ぶときに関係します。
この記事の調べ方は、主に前者のページの重さを測るものです。保存容量は、サーバーの管理画面やFTPソフトで使用量を確認できます。
ページの重さは、ブラウザの開発者モードを活用した方法と、専用ツールを使った方法で調べられます。
ブラウザの開発者モードで調べ方
ブラウザの開発者モードを利用すると、ページのデータ量や通信量を簡単に確認できます。
主要なブラウザごとに、具体的な確認手順を説明します。
調べるときは、開発者ツールの「Disable cache(キャッシュを無効化)」にチェックを入れておくと、初めて訪れた人の条件に近い数字になります。
Google Chromeでの容量確認手順
Google Chromeでは、内蔵された開発者ツールを使うことでページの重さを把握できます。
手順は次のとおりです。
- 確認したいホームページを開きます。
- 開発者ツールを起動します。Windowsは「F12」、Macは「Command + Option + I」です。
- 「ネットワーク(Network)」タブを選び、ページを再読み込みします。
画面の下に、通信で転送されたデータの合計と、ブラウザが展開したあとのデータの合計が表示されます。
一覧の各行からは、画像やスクリプトごとのサイズも確認できます。
Safariでの容量確認手順
Safariでも同じように確認できますが、先に開発用のメニューを出しておく必要があります。
- 「Safari」→「設定」→「詳細」で「ウェブデベロッパ用の機能を表示」にチェックを入れます。
- 対象のページを開き、「開発」メニューからWebインスペクタを表示します。
- 「ネットワーク」タブを開き、ページを再読み込みして、通信量やデータサイズを確認します。
Microsoft Edgeでの容量確認手順
Microsoft Edgeは、Chromeと同じ仕組みで動くため、操作もほぼ同じです。
- 確認したいホームページを開き、「F12」または「Ctrl + Shift + I」で開発者ツールを開きます。
- 「ネットワーク」タブを表示し、対象ページを再読み込みしてデータ量を確認します。
ツールを使って調べ方
専用のツールを使うと、自分のパソコンの環境に左右されずに、ページの重さや改善点を確認できます。
ここでは、代表的な3つを紹介します。
PageSpeed Insightsを使った調べ方
Googleが提供するPageSpeed Insightsは、ページの表示速度を診断する無料のツールです。
- PageSpeed Insightsの公式サイトで、分析したいURLを入力します。
- 診断結果の「パフォーマンス」の項目から、通信量や改善点を確認します。
総通信量が大きすぎるページには、画像の圧縮など、容量を減らす具体的な改善案が示されます。
GTmetrixを使った調べ方
GTmetrixは、読み込みの内訳を細かく確認できる海外のツールです。
- GTmetrixでURLを入力し、分析を開始します。
- 結果の「Waterfall」タブで、ファイルごとのサイズと読み込みの順番を確認します。
レポートにはページ全体の合計サイズ(Total Page Size)も表示されます。
利用にアカウント登録や回数の制限がかかることがあるため、使う前にサイトで条件を確認してください。
Pingdomを使った調べ方
Pingdomの「Website Speed Test」も、ページの読み込みを調べるツールです。
- Pingdomの速度テストのページでURLを入力し、テストを開始します。
- 結果に表示されるリクエストごとの内訳から、重いファイルを探します。
どのファイルが時間を使っているかが一覧で分かるため、重い画像やスクリプトの見つけ出しに役立ちます。
ホームページにはどれくらいの容量が必要なのか

ホームページに必要な容量は、サイトの種類や目的、使用するコンテンツによって大きく異なります。
そのため「この種類のサイトなら何MB」と言い切れる公的な基準はありません。
目安にしやすいのは、世の中のページが実際にどのくらいの重さかという実測値です。
HTTP Archiveが公開するWeb Almanac 2025年版によると、2025年7月時点のホームページの重さの中央値は、パソコン向けで約2.9MB(2,862KB)、スマホ向けで約2.6MB(2,559KB)でした。
また、GoogleのLighthouseは、ページの通信量の合計が5,000KiB(約5MB)を超えると改善を促し、1,600KiB未満を目指すよう勧めています。
まずはこの数字と、ご自身のページを比べてみてください。
【種類別】ホームページの容量目安
サイトの種類によって、容量を大きくする要素は変わります。
それぞれのタイプで何が重くなりやすいかを確認し、設計に生かしましょう。
数字の目安は、上で紹介したページの重さの実測値を基準にしてください。
コーポレートサイト
コーポレートサイトは、会社概要や事業紹介、採用情報などが中心で、テキストが多めです。
ただ、トップページに大きな写真や動画を置くと、一気に重くなります。
軽量な構成にして、表示速度を重視するのがポイントです。
ECサイト
ECサイトは、商品画像や動画、購入機能を備えたページが多く、サイト全体の保存容量も、1ページの重さも大きくなりがちです。
商品の追加やユーザー数の増加を考慮し、画像を適切な大きさにして、余裕のある設計にすることが重要です。
ブランドサイト
ブランドサイトは、高品質な画像や動画で視覚的なインパクトを重視します。
ブランドイメージに合ったデザインを優先しつつ、最適化で容量を抑える工夫が必要です。
容量の影響を受ける要素
ホームページの容量には、使用するコンテンツや機能が直接影響します。
これらを理解し、効率的に管理することが大切です。
画像や動画コンテンツ
画像や動画は、ホームページの容量を最も大きく占める要素です。
Web Almanacでも、ホームページの重さの中央値約2.6〜2.9MBのうち、約0.9〜1.1MBを画像が占めています(2025年7月、スマホ約911KB・パソコン約1,058KB)。
高解像度の画像は1枚あたり数MBになることもあるため、最適化ツールで容量を減らしましょう。
動画は特に重いため、埋め込みで外部の動画サービスを使うことも検討してください。
CMS管理に必要な容量
CMS(コンテンツ管理システム)を利用する場合、基本的な容量に加えて、プラグインやデータベースの使用分も考慮が必要です。
プラグインを追加するほど、読み込むファイルとデータベースの使用量は増えていきます。
不要なプラグインを削除し、データベースの最適化を定期的に実施すると、サイト全体の容量管理に役立ちます。
ホームページの容量を最適にするには

ホームページの容量を最適化することは、表示速度を向上させ、ユーザー体験を改善するために不可欠です。
特に容量を圧迫する画像やコードを効率的に処理する方法を取り入れることで、より軽量なサイト運営が可能になります。
以下では、具体的な方法を解説します。
画像圧縮ツールの利用
ホームページで使用する画像は、容量の大部分を占めることが多いため、圧縮ツールを活用して軽量化することが重要です。
画像の容量削減が必要な理由
高解像度画像は見栄えを良くしますが、その分ファイルサイズが大きく、ページの読み込み時間が長くなります。
最適な解像度を保ちながらサイズを削減することが、効率的な運営につながります。
おすすめの圧縮ツール
- TinyPNG: PNGやJPEG画像を圧縮できるオンラインツール。
- ImageOptim: Mac向けの画像最適化ツール。
- Squoosh: Googleが提供するオンラインツールで、圧縮率を細かく調整可能。
これらを活用することで、ページ全体のデータ容量を大幅に削減でき、表示速度の向上に寄与します。
CSSやJavaScriptの圧縮
CSSやJavaScriptファイルは、ホームページの機能やデザインを支える重要な要素ですが、そのままの状態では余分な容量を消費してしまうことがあります。
圧縮の重要性
CSSやJavaScriptは、コード内に含まれるスペースや改行、コメントが容量を増加させる原因です。
これを圧縮することで、容量を軽減し、データの転送速度を向上させることが可能です。
主な圧縮ツール
- UglifyJS: JavaScriptを軽量化するための人気ツール。
- cssnano: CSSを圧縮して容量を削減するツール。
- Minifier.org: CSSやJavaScriptを簡単に圧縮するオンラインツール。
運用のポイント
圧縮したファイルは元のコードと区別するため、「.min.js」や「.min.css」のように命名するのが一般的です。
また、内容を確認しやすい元ファイルは必ずバックアップしておきましょう。
これらの手法を取り入れることで、ホームページの容量を最適化し、より快適なユーザー体験を提供できます。
まとめ|ホームページの容量の調べ方

ホームページの容量を把握し、最適化することで、ユーザーに快適な閲覧体験を提供できます。
今回ご紹介したブラウザの開発者モードやツールを活用すれば、ページの重さを数字で確認でき、表示速度の向上につながります。
まずは自社のページの重さを測り、画像から順に軽くしていきましょう。
表示が重い原因が、サイトの作りにあるときは
画像を圧縮してもページが重いままの場合は、使っているテーマやプラグイン、システムの作りそのものが原因のこともあります。
当社でも、Webシステムの開発とWebサイトのリニューアルを承っており、現状を見たうえで作り直すかどうかを一緒に考えられます。
よくある質問
- ホームページの1ページの重さはどうやって調べられますか?
- Chromeなら開発者ツールを開いてネットワークタブを選び、ページを再読み込みすると、画面の下に転送されたデータの合計が表示されます。その際にキャッシュを無効にする設定を入れておくと、初めて訪れた人の条件に近い数字になります。
- ホームページの1ページの容量はどのくらいが目安ですか?
- 公的な基準はありませんが、Web Almanac 2025年版では、ホームページの重さの中央値はパソコン向けで約2.9MB、スマホ向けで約2.6MBでした。GoogleのLighthouseは通信量の合計が約5MBを超えると改善を促し、1,600KiB未満を目指すよう勧めています。
- ホームページの容量が大きくなる一番の原因は何ですか?
- 最も大きく占めるのは画像や動画です。Web Almanacでも、ホームページの重さの中央値約2.6〜2.9MBのうち約0.9〜1.1MBを画像が占めているため、圧縮ツールで画像を軽くし、動画は外部の動画サービスの埋め込みを検討するとよいでしょう。
- レンタルサーバーで使っている容量はどこで確認できますか?
- サイトのファイル全体がサーバーに占める保存容量は、サーバーの管理画面やFTPソフトで使用量を確認できます。ページを開くときに読み込むデータの量とは別のもので、こちらはプランを選ぶときに関係します。
- 画像を圧縮してもページが重いのはなぜですか?
- 画像を軽くしても重いままの場合は、使っているテーマやプラグイン、システムの作りそのものが原因のこともあります。CMSではプラグインを足すほど読み込むファイルが増えるため、不要なプラグインを削除し、CSSやJavaScriptも圧縮してみてください。
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記事を読むこの記事を書いた人

株式会社デイワン 代表取締役 月森 隼人
不動産コンサルタント、注文住宅やマンションなどの企画営業を経験し、大手広告代理店のデジタル部署にて、Web領域でのブランディングややディレクションなど上流から幅広く担当。






